#ANNnews 子どもの命を救う『小児カテーテル』に供給不安 イラン情勢悪化の余波【報道ステーション】(2026年4月14日)



子どもの命を救う『小児カテーテル』に供給不安 イラン情勢悪化の余波【報道ステーション】(2026年4月14日)
互いにホルムズ海峡を封鎖し合うなど、危うくもろい停戦状態のアメリカとイランですが、外交面では「2回目の協議が早ければ16日にも行われるのではないか」という情報も出てきました。ただ、双方の主張に隔たりは大きく、合意までたどり着けるかは不透明なままです。

■マック配達員にチップ$100

ホワイトハウスにマクドナルドの配達を依頼したトランプ大統領。アピールしたのは、チップ収入を非課税にするという自身の肝いり政策について。ホワイトハウスに来た配達員は1万ドル以上の減税になったといいます。

記者
「今日のチップは多めですか」

アメリカ トランプ大統領
「待ってくれ」

配達員
「はい、とても」

はずんだチップは100ドル。ただ、イランへの攻撃に伴う原油高騰の影響はアメリカ国内にも及んでいて、減税の効果は打ち消されつつあります。メディアからの質問は、そのイランに関することに集中しました。

アメリカ トランプ大統領
(Q.イランとの協議再開の予定は)
「先方から連絡があった。合意に向けて必死のようだ」
(Q.膠着状態になったのは核問題か)
「多くは合意したが、核の放棄が拒否されている。だが必ず同意するはずだ。さもなければ今後一切、合意はない」

■ウラン濃縮停止 5年なら了承か

ニューヨークタイムズによると、パキスタンでの協議で、アメリカはウラン濃縮活動を20年間停止するよう要求。一方、イランは最長5年なら受け入れられると回答したということです。

交渉団を率いたバンス副大統領は、FOXニュースのインタビューでこう話しました。

アメリカ バンス副大統領
「パキスタンを発ったのは、イラン側が我々の条件を持ち帰り、最高指導者か誰かの承認が必要だと見えたからです。画期的な合意はあり得る。次に進めるかはイラン次第です」

専門家も歩み寄りの余地があるとみています。

元国務次官補代理 ブレット・マクガーク氏
「協議は継続しています。交渉の進展で重要なのは“合意可能な余地”の有無です。濃縮停止期間をアメリカが20年、イランが5年と主張しているなら合意の余地があり、着地点を探れるかもしれません」

AP通信は、早ければ16日に再協議が行われる可能性があると伝えました。また、ロイター通信によると、イランの高官筋はこう話しているといいます。

イラン高官筋(ロイター通信)
「具体的な再協議の日程はまだ決まっていない。ただ、交渉団は17~19日まで予定を空けてある」

■2隻の“制裁タンカー”海峡通過

そこに向けた駆け引きということなのでしょうか。複数のアメリカメディアは、中東地域には現在、空母リンカーンをはじめ、ミサイル駆逐艦や強襲揚陸艦など16隻の艦船が展開されていると伝えました。圧倒的な軍事力を背景にホルムズ海峡を逆封鎖して、イラン経済を封じ込め、交渉を有利に働かせようというのがトランプ大統領の戦略のようです。

アメリカ トランプ大統領
「我々の海峡封鎖で、イランは一切の商売ができていない。以前はイランと商売する船が出るのが許せなかったが、今は1隻もいない。この状態の維持は簡単だ」

しかし、これには対抗する動きも。船の位置情報を公開するサイトでは、アメリカの制裁対象となっているタンカー『エルピス』と『リッチ・スターリー』が“逆封鎖”の後にホルムズ海峡を通過したことが確認できます。この2隻がアメリカ軍によって拿捕(だほ)されたといった情報は、今のところありません。リッチ・スターリーを所有しているのは中国の企業。中国はイラン産原油の最大の輸入国です。

イラン国会 安保外交委 アジズ委員長
「イランの安全保障・国益を脅かす、あらゆる行為に対し、我々は同等の対抗措置を講じる」

ただ一方で、イラン側には態度を軟化させる動きもあるようです。ブルームバーグは、内部の事情に詳しい関係者の話として、イランがホルムズ海峡を使った輸送を一時的に停止する検討を行っていると報じました。アメリカの“逆封鎖”を刺激して、協議がとん挫するといった事態を招かないようにするためだということです。

こうした状況に、原油の先物価格はわずかに下落。ただ、1バレル=90ドル台と高止まりしていることには変わりません。供給不安も残ったまま。日本への影響は深刻さを増しています。

■新生児用カテーテルにも影響

住宅建材を製造する積水化学は14日、石油やナフサに由来する建材の値上げを発表しました。雨とい製品などを最大で30%以上引き上げます。

静岡県袋井市に工場を持つ医療機器メーカー『カーディナルヘルス』は、新生児用カテーテルのトップシェアを誇ります。

体の小さな乳児への栄養補給など、新生児医療に欠かせない太さ0.5ミリ以下の繊細なチューブ。薬剤などを注入するためのアダプターは手作業で取り付けられます。組み立てられたカテーテルは滅菌機で滅菌されます。

カーディナルヘルス袋井工場 松田真也工場長
「1日に1度のサイクルですが滅菌しています。あちらが滅菌機になります」

滅菌機の燃料には重油を使います。イラン情勢の悪化を受けて先月、卸業者からの供給が一時的にストップしました。

カーディナルヘルス袋井工場 松田真也工場長
「弊社の製品は患者様の体の中に入る製品が多い。滅菌ができないと製品の出荷ができない」

■燃料確保へ 政府は“専門チーム”

こうした状況を何とかしようと、政府が立ち上げているのがタスクフォースです。これまで卸を介していた燃料について、元売りに要請し、医療や福祉・公共サービスを手掛ける現場に直接供給するよう促すものです。

カーディナルヘルス袋井工場 松田真也工場長
「厚生労働省の方に『こういった状況です』と連絡して、ミーティングを開きながら状況をお伝えしたという形」

政府のサポートに加え、卸業者の協力もあったことで、6月までは供給のめどが立ちました。ただ、今後も予断を許さない状況に変わりはありません。

カーディナルヘルス袋井工場 松田真也工場長
「今、工場で稼働しているボイラーが4基ある。半分の2基をガスのタイプに置き換えることを検討している。その他、そもそもの使用量を減らすため、製造中の稼働時間や効率的な生産を考え、この事態を乗り切るという形を考えています」 (C) CABLE NEWS NETWORK 2026
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