THE PAGE（ザ・ページ） 名古屋市の行革議論「なかなか苦しんでいる」　広沢市長、市民税減税拡大見送りの要因にも（2025年12月1日） #thepage_jp #記者会見 #名古屋市

名古屋市の広沢一郎市長は１日、市役所で定例記者会見に臨んだ。今年度から行っている市の行政改革推進プロジェクトチーム（PT）の議論について、「来年度の予算の中に落とし込んでいく段階ではあるが、市が自分たちで効果ありとしてやってきたものをどこまでカットできるか、なかなか各局、苦しんでいるというのが実情だ」と述べた。広沢市長は市の財政状況が逼迫しているとして、昨年の市長選で公約として掲げた市民税減税の10％への拡大について来年度は見送る方針を既に表明している。

　就任1年を超え、市財政の展望について問われる中で答えた。広沢市長は「市民生活に影響のない範囲で収入を増やしていくことを追求していくとともに、比較的効果の薄い事業については見直しを行っていくことに尽きる」とした上で、「今年や来年はアジア・アジアパラ大会関連の経費がピークとなり、そこからある程度の期間、影響は残るわけだが、どうやって財政を均衡から多少プラスに持っていって、なるべく多くのことができるかというのがチャレンジになろうかと思う」との展望を示した。

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