oricon 坂本龍一、“幻のドキュメンタリー” が蘇る!32歳の教授が“東京の音”を語る 『Tokyo Melody』4Kレストア版、予告解禁

坂本龍一、“幻のドキュメンタリー” が蘇る!32歳の教授が“東京の音”を語る 『Tokyo Melody』4Kレストア版、予告解禁

1985 年の制作から40 年の時を経て、4K レストアされた坂本⿓⼀の幻のドキュメンタリー 『Tokyo Melody Ryuichi Sakamoto』4K レストア版(1/16 ⾦公開)。この度本予告が公開。

  今回、解禁された本予告映像は、エリザベス・レナード監督が⽇本で購⼊したという、当時流通 していたスペースガンにも似た”⾳の鳴るおもちゃのカメラ”を渡された坂本が興味深そうにもてあそぶ即興的なシーンから始まり、1984 年5 ⽉・当時32 歳だった坂本の姿を、東京、そして街 に溢れる<⾳>とともに映し出す。当時の⽇本と⾳楽の関係について、坂本は「⾳楽というのは ⾮⽇常的な時間のために作られたと思うんだけども、現在の⽇本のように⾄る所に⾳楽があると いうことは、裏を返せば“⾮⽇常的な時間が⽇常的に続いている”というふうに⾔えるんじゃない かな」と語る。

 そして制作の只中であった『⾳楽図鑑』をオンキョー・ハウスのスタジオでレコ ーディングする場⾯では、Fairlight CMI デジタルシンセサイザーを使ってサンプルやループを作 り出し、それらがモニター上で視覚化される様⼦も披露。また、演奏シーンも豊富に収められ、 『⾳楽図鑑』に収録されている「M.A.Y. IN THE BACKYARD」や、1988年に⽇本⼈として初めて オリジナル作曲賞を受賞した、映画『戦場のメリークリスマス』のテーマ曲<Merry Christmas Mr. Lawrence(メリー・クリスマス ミスター・ローレンス)>をピアノで奏でる姿、そして YMO の散開コンサートの映像や、当時の妻であった⽮野顕⼦と坂本が⾃宅のグランドピアノで 「東⾵」を連弾するシーンが映し出される。街頭ビジョン、家電量販店、改札、電⾞、祭のお囃⼦、パチンコ屋、ストリートで踊る ⼈々……さまざまな東京を背景にした坂本⿓⼀、そして彼が⾒つめた〈東京の⾳〉を感じることのできる映像となっている。

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