#BBCNewsJapan BBCが1年半ぶりにガザ入り、南部ラファの新たな支援拠点を取材 北部ガザ市への攻撃続くなか
BBCが1年半ぶりにガザ入り、南部ラファの新たな支援拠点を取材 北部ガザ市への攻撃続くなか
イスラエルは、パレスチナ・ガザ地区北部のガザ市に住むすべての住民に対し、同市から南部への退避を命じている。イスラエル軍は、ガザ地区北部の制圧に向けた準備を進めている。
BBCは、軍の同行取材の一環としてこの地域を訪れ、新設された拠点を確認した。BBCがガザに入ることを許可されたのは、2023年12月以来初めてとなる。
イスラエル軍はガザ市の空爆を続け、高層ビルを破壊するなどしている。軍は現在、ガザ市の40%を作戦上掌握していると発表している。地上部隊は、ベンヤミン・ネタニヤフ首相が「ハマスの最後の重要な拠点」と呼ぶ地域での戦闘に備えている。
ネタニヤフ首相は今週、10万人がガザ市を離れたと述べたが、依然として最大で100万人が市内にとどまっているとされる。多くはテントや避難所で生活しており、その中には「退避できない」あるいは「退避しない」と話す人も少なくない。
こうしたなか、イスラエル軍は、ガザ南部のラファ近郊に新たな支援物資配布拠点を建設している。数千張の追加テントを提供しているほか、エジプトから新たな水道管を敷設しているという。
軍の同行取材はイスラエル側の裁量で実施され、厳しく管理されており、パレスチナ人への取材や、イスラエル軍の支配下にない地域へのアクセスは認められていない。現在のところ、これがBBCの記者がガザに入る唯一の手段となっている。
イスラエルは、BBCを含む報道機関に対し、ガザへの独立した取材を認めていない。
イスラエル軍は、ガザ市の住民に対し、南部のいわゆる人道地域には十分な避難所、食料、水があると伝えている。
しかし、支援団体は、住民が移動を求められている地域はすでに極度に過密状態にあり、食料や医療資源が不足していると指摘している。赤十字国際委員会(ICRC)は、現在のガザではこれほど大規模な人の移動を受け入れられる場所は存在しないとして、避難計画を「実現不可能」で「理解しがたい」と表現している。
イスラエル側は、今後数日以内に新設された支援物資配布拠点を、アメリカとイスラエルの支援を受けて活動する「ガザ人道財団(GHF)」に引き渡す予定だとしている。GHFの他の拠点と同様、現地の警備はアメリカの民間警備会社が担当し、周辺地域の安全確保はイスラエル軍が行うという。
一方、国連は、GHFの拠点が5月に運用を開始して以来、支援物資を求めて殺到した人々のうち1100人以上が殺害されたと発表している。
ルーシー・ウィリアムソン中東特派員が報告する。
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