#BBCNewsJapan 英列車襲撃の被告、その前にも複数の犯行か ロンドンでも
英列車襲撃の被告、その前にも複数の犯行か ロンドンでも
イギリス中部で1日夜にロンドンへ向かう急行列車内で複数の人が刺された事件で、逮捕された32歳のイギリス人男性が3日、殺人未遂罪10件などで起訴され、あらためて身柄を拘束された。イギリス検察庁は被告を、1日未明にロンドンで起きた別の刺傷事件でも殺人未遂罪などで起訴した。警察はさらに、10月31日から1日朝にかけてケンブリッジシャー州ピーターバラで発生した刃物が関連する事件3件についても、関連を調べているという。
事件は1日夜に発生。英交通警察によると、ドンカスター発キングス・クロス行き午後6時25分の列車内で刃物による事件が起きているとしたと、午後7時42分ごろに乗客から通報があった。列車はケンブリッジシャー州のハンティンドン駅で緊急停止した。
停止した列車の近くで逮捕されたアンソニー・ウィリアムズ被告は3日、ピーターバラ治安判事裁判所に出廷し、住所を聞かれると「決まった住所なし」と答えた。殺人未遂のほか、刃物所持の罪と、拘束中に警察官を暴行したとして傷害の罪でも起訴された。
列車襲撃に先立つ1日午前0時45分ごろには、ロンドン東部シルヴァータウンを走る鉄道ドックランズ・ライト・レイルウェイ(DLR)のポントゥーン・ドック駅で、刃物で襲われた被害者が顔に傷を負う事件があった。検察庁はこれについても、ウィリアムズ被告を殺人未遂と刃物所持の罪で起訴した。
さらに、被告が列車に乗ったピーターバラ駅を所管するケンブリッジシャー警察は、列車襲撃と関連するかもしれない、別件3件を調べていると明らかにした。
ピーターバラ中心部で10月31日夜、14歳少年が刃物を持った男に刺される事件が起きた。また、同日夜には、市内の理髪店に刃物を持った男が入ったと通報があった。理髪店は翌朝にも、同じ男が刃物を持って入ってきたと通報している。
ケンブリッジシャー警察によると、少年は軽傷で、市内の病院で手当てを受けた後、帰宅した。
ケンブリッジシャー警察は、「通報を受けた時点で犯人はすでに現場を離れていた。複数の捜査員と警察犬が周辺を捜索したものの、犯人を見つけられなかった」と説明している。
理髪店での事件について警察は、最初の通報を受けたのは刃物を持った男が店に入った約2時間後で、男はすでに店を離れていたため、警官を派遣しなかったとした。翌朝に再び男が理髪店を訪れた際には、通報受理から18分以内に警官が現場に到着したものの、男を見つけることはできなかったという。
襲撃された列車に乗っていた男性は、近くで別の乗客が刺されたため介抱しようとしたものの、容体が悪いと気づいたのだとBBCに話した。
BBCのダニエル・サンドフォード内政担当編集委員が報告する。
BBCニュースサイトの記事はこちら。
https://ift.tt/IyrBle9
YouTubeのBBCチャンネル登録はこちらから。http://goo.gl/tYDMwU
BBCニュースの日本語ツイッターはこちらから。https://twitter.com/bbcnewsjapan
Thank you for your support in keeping this website running.💛
View on “Tokyo Trend News”
コメントを送信