#BBCNewsJapan 仏ルーヴル美術館から機械式リフトで降りる2人の映像 逃亡する宝石強盗団か


仏ルーヴル美術館から機械式リフトで降りる2人の映像 逃亡する宝石強盗団か
フランス・パリのルーヴル美術館から総額8800万ユーロ(約155億円)相当の宝飾品が盗まれた事件で、犯人と思われる複数の人物が機械式リフトを使って逃走する様子とされる映像がソーシャルメディアに投稿された。

映像は、事件発生から数分後の撮影とされ、2人の人物が周囲をせわしなく見回しながら、リフトを降りていく様子が映っている。リフトを搭載したトラックがセーヌ川沿いの交通量の多い道路に停まり、その横を車両が通過している様子が確認できる。

4人組の強盗団はまだ見つかっていない。ルーヴル美術館のローランス・デ・カール館長は22日、フランス国会上院の公聴会に出席し、宝飾品が展示されていたギャラリーに向けられた監視カメラが1台しかなかったため、職員が犯人を早期に発見できなかったと認めた。

デ・カール館長はさらに、盗まれた宝飾品が保管されていた南側の部屋「ガレリア・ダポロン(アポロンのギャラリー)」に設置されていたカメラが、誤った方向を向いていたことも認めた。

その上で館長は、美術館内外の監視カメラの数を倍増させる計画を公表した。

パリ市のロール・ベコー検事は、仏紙ウエスト・フランスに対し、捜査の一環として、これまでに約150のDNAサンプルおよび指紋を採取したと話した。

強盗事件は現地時間19日午前9時30分、美術館の開館から間もなく発生。犯人たちはわずか8分足らずで犯行を終えた。

盗まれた品は、ナポレオン1世がマリー・ルイーズ皇后に贈ったダイヤモンドとエメラルドのネックレス、ナポレオン3世の妻ウジェニー皇后が使っていたティアラ、さらにルイ・フィリップ1世の妻マリー・アメリ王妃が所有していた複数の宝飾品など。

犯人たちは逃走の際、皇后ウジェニーのダイヤモンドがちりばめられた王冠を落とした。この王冠は回収されたが破損しており、デ・カール館長は、犯人たちが展示ケースから無理に取り出す際につぶされた可能性が高いと説明している。

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