#BBCNewsJapan ハリケーン「メリッサ」、ジャマイカで死者5人 被害が甚大な南西部の状況は
ハリケーン「メリッサ」、ジャマイカで死者5人 被害が甚大な南西部の状況は
最も勢力の強い「カテゴリー5」のハリケーン「メリッサ」が28日、カリブ海のジャマイカに上陸した。29日までに、少なくとも5人の死亡が確認された。
ハリケーンはハイチでも洪水を引き起こし、20人以上の死者を出している。勢力を「カテゴリー2」に弱めて移動している。
ジャマイカ当局は29日、南西部セント・エリザベスで4人が死亡したと発表した。
デズモンド・マッケンジー地方自治・コミュニティ開発相は声明で、「セント・エリザベス警察が男性3人、女性1人の死亡を確認した」と説明。4人は「ハリケーンがもたらした洪水で流され、その後発見された」とした。
ダナ・モリス・ディクソン情報相によると、29日時点で、国内の77%が停電に見舞われている。
被害が比較的少なかった地域は、セント・トーマス、セント・キャサリン、キングストンとセント・アンドリューの一部地域だという。
一方、ハリケーンの直撃を受けたモンテゴ・ベイからの情報収集は遅れているとした。
当局は各地の空港を再開するため対応に当たっている。キングストン近郊のノーマン・マンレー国際空港については、30日までに再開させたいとしている。
モンテゴ・ベイの空港に関する情報は得られていないと、ディクソン情報相は述べた。
アンドリュー・ホルネス首相は、ジャマイカ島の南東部と南西部の被害状況を上空から視察した。これらの地域は深刻な被害を受け、壊滅状態だと、首相は述べた。
首相はBBCに対し、ハリケーン「メリッサ」は複数の病院や警察署、図書館、インフラ施設を破壊しながらジャマイカを横断したと説明。建物の屋根の80~90%が吹き飛ばされたと述べた。
また、セント・エリザベス、ハノーバー、セント・ジェイムズなどの教区や、マンチェスター教区の一部が深刻な被害を受け、ブラックリバーの町は「文字通り、完全に破壊された」とした。
ホルネス首相は、「被害は甚大だが、我々は全力を尽くして力強い復興に取り組んでいく」と誓った。
ジャマイカの最も被害が甚大な南西部の状況を取材している、BBCヴェリファイ(検証チーム)のニック・ビーク記者が報告する。
制作:アイシャ・センビ
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