#BBCNewsJapan エプスティーン元被告の「欠けていた1分」映像とは 米議会が公開
エプスティーン元被告の「欠けていた1分」映像とは 米議会が公開
米連邦議会下院の監視・政府改革委員会は2日、2019年8月10日にニューヨークの拘置施設で死亡したジェフリー・エプスティーン元被告について、司法省が提供した捜査資料を公開した。性犯罪者に登録され、性的人身取引で起訴されていた被告(当時)が死亡する前夜の監視カメラ映像のうち、「欠けた1分」として注目された部分も含まれている。ただ、そこに映っていた元被告の姿や映像の画質などから、新たな疑問が生じる事態になっている。
監視・政府改革委員会は、飛行機搭乗記録、拘置所の監視映像、裁判資料、音声記録、電子メールなどを含む3万3295ページの文書を公表した。与党・共和党主導の同委員会は8月、司法省に召喚状を送り、資料の提出を求めていた。
あわせて公開された映像には、元被告が死亡した夜の様子が映っている。映像は、2019年8月9日夜から8月10日朝にかけて撮影されたもので、長さは13時間41秒。司法省が7月に公開した映像よりも、2時間長い。
7月に公開された映像では、真夜中直前に60秒間の空白、いわゆる「欠けた1分間」があり、元被告の死因をめぐりさまざまな陰謀論が再燃して飛び交う原因となった。今回の映像では、その部分が補完されている。
パム・ボンディ司法長官は、この1分間の欠落はただ単に、拘置施設のカメラが毎晩リセットする仕組みのため生じたものだと説明していた。
しかし今回公開されたその部分には、元被告が拘置施設の規則に反し、看守の監視のない状態で電話をかけたと思われる様子が映っている。ほかにも、動画の画質などが新たな疑問につながっている。
共和党・民主党双方の議員は、司法省が今回提出した資料に新しい情報がほとんど含まれていないと指摘。同省が他の関連資料を隠しているかどうかは不明だとしている。
監視委員会のジェイムズ・コーマー委員長(共和党、ケンタッキー州)は2日、司法省が提出した資料のオンライン公開を指示。コーマー氏は、「私の見た限りでは、文書に新しい情報は含まれていない」とNBCニュースに話した。
BBCのニック・ビーク記者が解説する。
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