#ANNnews 旅行気分で「ご当地麺」　コメ高騰で注目ひとしお　全国の味ズラリ　松坂屋上野店【もっと知りたい！】【グッド！モーニング】(2025年8月14日)

■全国47都道府県のご当地麺が一堂に

　お盆真っただ中の松坂屋上野店。毎年恒例の食品大特価市の目玉は、売れ残ったお中元用のギフト商品です。オリーブオイルや野菜ジュースの詰め合わせなど、ほとんどの商品がおよそ半額で販売されています。

　そんななか、「青森煮干し中華そば」「横浜発祥サンマー麺」「岐阜タンメン」「天理醤油ラーメン」など全国47都道府県のご当地麺が一堂に会しました。

　こちらの女性のお目当て、選んだのは「京都 背油醤油味ラーメン」。およそ2割引で販売されています。

80代
「今、京都に行って食べているのかなとか。そんな気分になれる」
「（Q.旅行気分になればいいですね）一緒に食べられたら食べたいけど」

　他にも、「富山ブラックラーメン」に「鳥取ゴールド牛骨ラーメン」など、全国あますことなく各地からご当地麺が集まりました。

　こちらの男性が選んだのは「博多とんこつラーメン」です。

60代
「お盆は仕事をしています。北海道から九州まで、行かなくても食べられる。このアイデアはいいと思います」

■コメ高騰で…ご当地麺に注目

　ご当地麺特集を仕掛けたのが、松坂屋上野店の催事担当・山田隆之さんです。

山田さん
「お盆と言ったら、帰省や旅行をする方が多いと思う。とはいえ、旅行も高くなっているし、ご当地麺47都道府県の麺を集めて、旅行に行った気分を味わってほしい」

　今年の夏のレジャーに関するアンケートによれば、予算は「例年より費用を減らしたい」が3人に1人。「費用を増やしたい」はわずか13.2％と、慎重な消費傾向が明らかになっています。物価高や猛暑が影響したとみられます。

山田さん
「コメ不足で、私もコメが高くて買えなかった」

　ご当地麺に着目したもう一つの理由が、コメの高騰です。うどん・そば・パスタなど麺類を中心に、主食の多様化が進んでいるとの生活実感が企画を後押ししました。

山田さん
「企画したものの、全国47都道府県のご当地麺があるのかどうかって…探すのが大変でした。例えば、茨城のスタミナラーメン。『（あって）よかった』と思いました」

　ご当地麺のイベントは、今月25日まで開催されています。