#ANNnews 大人も楽しい!話題の動物園 元サラリーマン園長が目指すは“面白く学べる施設”【ワイド!スクランブル】(2025年8月20日)

大人も楽しい!話題の動物園 元サラリーマン園長が目指すは“面白く学べる施設”【ワイド!スクランブル】(2025年8月20日)
 かつてレッサーパンダの「風太くん」で一世を風靡(ふうび)した千葉市動物公園は、子どもだけでなく大人も楽しめる動物園を掲げ話題となっている。

■大人も楽しめる話題の動物園

紀真耶アナウンサー
「ザーと音を立てて雨が降り始めました。鳥たちが濡れないように向こうに移動していきましたね。あ、ナマケモノが!見てください、移動していますね」

 普段全く動かない、のんびり動物の代表ナマケモノ。

紀アナ
「ナマケモノとは思えないようなスピードで動いていますね。濡れないようにということでしょうか。葉っぱの下に移動しました」

 こんな姿を見られるのは、千葉市動物公園の中にある3月にリニューアルした「動物科学館」だ。

 熱帯雨林のスコールを再現することで、森の中でしか観察できないような動物たちの知られざる姿を間近に見ることができる。さらに、モニターでは熱帯雨林の歴史・構造・一日の流れまで分かるようになっている。

 多くの絶滅危惧種が生息する熱帯雨林の役割や今起きている環境問題を知ることができ、学べる施設として人気を集めている。

小学生
「夏休みの宿題で環境破壊について調べるために来ました」

保護者
「見て学ぶだけじゃなくて、体でも感じることができたので、私も楽しめました」

福井からの来園者
「結構展示がしっかりしていてびっくりした」
「熱帯雨林のいろいろな話や伐採の話がちゃんと載っているので、そういうのを(子どもと)一緒に学べるのはいいかなと」

■元サラリーマン園長が仕掛ける魅力

 子どもと大人が一緒に学ぶことができるこの施設の仕掛け人が、園長の鏑木一誠さんだ。

「(Q.なぜ作ろうと思ったか?)動物園の使命は野生動物の展示を通して、野生動物を含む自然環境や地球全体を守るということに対して、人々の関心を寄せていただく、そのきっかけを提供する場だと思っています」

 鏑木園長が目指すのは、飼育される動物を見せるだけでなく、本来の野生の姿を感じてもらうことだ。

 そのため普通の動物園では、檻(おり)の中で寝そべっている姿しか見ることができない猛獣たちが獲物を追いかけたり、飛びついたりする姿が見られるよう、餌(えさ)の与え方を工夫しているという。

「彼らが本来持っている生態をそもそも引き出せてないという動物園の課題があった。野生の姿に近いものを見ていただいて、野生の素晴らしさなどを、そういったものを学んでいただく機会を増やせる」

 動物園の改革を進める鏑木園長。そこには、ある理由があった。

■目指すは“面白く学べる施設”

 立ち上がる姿が可愛く、大人気だったレッサーパンダの「風太くん」。風太くん人気で、2006年の千葉市動物公園の来場者は、88万人を記録。だが、ブームが去ると徐々に減少し、2019年には53万人にまで落ち込んでしまった。

 こうした状況を打破するために千葉市動物公園は、民間から園長を公募することに。

 選ばれたのが、当時56歳で大手電機メーカーでマーケティングや新規事業の立ち上げに携わってきた鏑木さんだった。

紀アナ
「大きな決断じゃないですか。電機メーカーと動物園だと…」

鏑木さん
「“これからの再生のリーダーを求める” というような趣旨が(公募に)書いてあって、それであれば役に立てるかもしれない。私の親を含めて3世代で来た思い出の地だった」

 鏑木園長は、改革の柱として動物園を「学びの場」にすることを目指した。

 動物たちに関して、担当飼育員の研究や大学などの専門機関と連携した研究結果などをパネルで展示。さらに、大学教授や専門家を招いた講演会も定期的に実施している。

講演会 参加者
「勉強になりまして、興味がわきました」
「難しいところがあったんですけど、『面白いな勉強』という気持ちになりました」

 こうした改革で、子どもだけでなく「大人も学べる動物園」として知られるようになり、ここ数年は来園者が増加しているという。

鏑木さん
「やはり大人がこういったものに興味を持って、子どもとの会話、あるいはパートナー同士の会話、そういったもので生かしてもらえるように持ち帰ってもらいたいと思うんですよね」

■「博物館」にも登録 理由は

 千葉市動物公園は法律上、博物館としての要件を満たしているとして「登録博物館」として登録されている。

 「登録博物館」は博物館法という法律で規定されていて、動物園では、旭山動物園、日本モンキーセンター、京都市動物園など9カ所が登録されている。千葉市動物公園は、去年11月に登録された。

 文化庁によると、都道府県などの教育委員会が審査・登録を行うということだ。博物館は法律で、資料(動物)の収集、保管、展示が行われ、さらに、その資料に関する調査研究、教育普及活動などが行われている施設と定められている。

 そのため、学芸員など必要な人員を配置することが求められていて、講演会や研究会などを主催し、一般の人が学べる機会を提供しなければならないなどとされている。

 こうした高いハードルがあるのに、なぜ千葉市動物公園は「登録博物館」の登録を受けることにしたのか。

 自身も千葉市民として、何度も家族と動物公園に足を運んだ経験があるという鏑木一誠園長は、「園長に就任する直前、自分自身この動物園で何かを学んだ記憶がないことに気がついた。動物園は多様な命と共にある空間。来園者に同じ空間にいる楽しさを感じながら、地球上では多様な命が危機にひんしていることを学ぶきっかけになる動物園にしたかった」と話している。

(「大下容子ワイド!スクランブル」2025年8月19日放送分より)
[テレ朝NEWS] https://ift.tt/B09FGEM

Thank you for your support in keeping this website running.💛

View on “Tokyo Trend News”
#ANNnews
#ANNニュース
#テレビ朝日
#報道ステーション
#news
#テレ朝news

コメントを送信