#ANNnews 去年の豪雨災害で夫が…納骨できず海の見える部屋で 災害続く奥能登のお盆【報道ステーション】(2025年8月14日)

去年の豪雨災害で夫が…納骨できず海の見える部屋で 災害続く奥能登のお盆【報道ステーション】(2025年8月14日)
去年1月、能登半島を襲った地震、その8カ月後に再び能登を襲った豪雨。

石川県輪島市では、先祖の霊を慰めるため、3日間続く『三夜踊り』が始まりました。

三夜踊り実行副委員長 西村敏樹さん
「国道が崩れて心配していたけど、皆さん、久々に会ったり、あいさつ交わしているので、きょうは、本当によかった、にぎやかで。なかなかない」

しかし、以前の状況に戻るには、まだ、時間がかかりそうです。

道路の寸断や厳しい暑さが続く輪島市。
市営墓地には、さまざまな思いで訪れる人がいました。

去年の震災以降、倒壊したままの墓石も少なくありません。

墓地に来ていた人
「このブルーシートは、去年のだと思うけど、新しく今年また乗せ替えるか、起こしてあげるか、検討中で」

墓地に来ていた人
「みんなで一緒にいるっていう、 命があって、一緒にいるっていうことが大事なことなので。墓を守り、生きていきたい」

ただ、その場所に辿り着けない人もいます。

珠洲市真浦地区。家族で旅館を営んでいた池田真里子さん(69)。去年9月の豪雨で、甚大な被害を受けました。さらに、このとき、夫の幸雄さんが亡くなりました。

池田真里子さん(去年9月)
「『お父さんどこ?』と言ったら、そこで、手を挙げていたから、手を捕まえようと思ったときに、後ろから鉄砲水で流された」

幸雄さんには、あと10センチ、手が届かなかったといいます。

あの日から、来月で1年。
先週からの大雨は、再び、この地を襲いました。

池田真里子さん
「お盆どころじゃない、墓もないし」

先祖が眠る墓地へ続く道は、ところどころ崩落していて、行くことができないそうです。

幸雄さんの遺骨は、まだ旅館の中にありました。

池田真里子さん
「一番、一等地。海が好きだった。海というか、真浦が好きだから」

真里子さんは、いま、市内の仮設住宅で暮らしていますが、実感はまだわかないそうです。

池田真里子さん
「お経も上げてあげられないし、墓もないから。いまでも戻ってくる気がする。ここまで来る時間も長いから、しゃべりながら来るけれど、何も答えてくれない。返事がかえってこない」

物事が前に進まないなか、迎えた初盆。いま、真里子さんが思うこと。

池田真里子さん
「早く昔の姿に町も戻ればいい。みんな、我慢強いから。みんな頑張って、仕事したりしているから、少しでも復旧したらいいなと思う」
[テレ朝NEWS] https://ift.tt/EZXsgfF

Thank you for your support in keeping this website running.💛

View on “Tokyo Trend News”
#ANNnews
#ANNニュース
#テレビ朝日
#報道ステーション
#news
#テレ朝news

コメントを送信