#ANNnews 住宅高騰でも増え続ける空き家 都内の好立地になぜ放置?取材でみえた2つの理由とは【サタデーステーション】(2026年4月4日)

住宅高騰でも増え続ける空き家 都内の好立地になぜ放置?取材でみえた2つの理由とは【サタデーステーション】(2026年4月4日)
止まらない住宅価格の高騰の裏で増え続けているのが「空き家」です。誰も住んでいないその土地には億単位の価値が…。なぜ放置されてしまうのか?取材しました。(4月4日OAサタデーステーション)
■東京23区の新築戸建ての平均価格 初の1.2億円超
東京・世田谷区。最寄り駅から徒歩12分の新築一戸建て。4LDKで、敷地面積は134平米あります。その販売価格はなんと、2億2800万円。土地だけでも1億円以上するといいます。
プロムスタイル 今瑞希さん
「世田谷区はやはり人気のエリアになってきますので、購入の申し込みも多くなって、価格も高騰している」
戸建て住宅の高騰。東京23区の新築戸建て住宅の平均価格は初めて、1億2000万円を超えました。要因のひとつはマンション価格の高止まりだといいます。
プロムスタイル 今瑞希さん
「駅近のマンションですと、こちらの建物の約半分くらいの広さで、同じ価格もしくはもう少し高い価格となっておりますので戸建てへの流入が増えてきていると思います」
■人気の世田谷区に全国最多の空き家
その一方で、全国的に問題となっているのが空き家の増加です。中でも、全国で最も多いのが、この世田谷区。その数、およそ5万9000戸にのぼります。
空き家の周辺住民
「増えていますよ。空き家そこらいっぱいでしょう」
「土地がもったいないって思う」
サタデーステーションが周辺を歩いてみると…
報告 仁科健吾アナウンサー
「敷地内の木々が道路側に押し寄せるような形で生えています」
「(門の)奥が玄関になるんですけども木が倒れてしまって道を塞いでいます」
空き家に困る周辺住民
「ハクビシンね。ずいぶん見ましたよ」
「カラスが一時期巣を作っていたこともありました」
空き家を放置することで、最悪の場合、倒壊などにつながる恐れが。区はどのような対応をとっているのでしょうか。
この日職員が訪れたのは、今もっとも解決しなければならないという空き家。区は2024年10月、倒壊の危険があり、放置することが不適切だという“特定空き家”に認定しました。改善命令を出すことができ、4月中にも解体することが決まっています。
■“放置空き家”に数億円の価値も
東京23区の住みやすさランキングで2位という調査結果もある人気の世田谷区。空き家が建っている土地には、一体どのくらいの価格がつくのでしょうか。わたしたちは、都心部の不動産に詳しい滝島一統さんと調査しました。
1つ目の空き家がある土地は、最寄り駅から徒歩5分、渋谷駅まで電車で20分とアクセス良好。
光文堂インターナショナル 滝島一統代表
「前面道路が6メートルなんで道路付けがいい。素晴らしい土地だと思います。50坪だとすると、1坪300万くらいなので1億5000万」
だれも住んでいない土地に、億単位の価値があるといいます。
また、最寄り駅から徒歩3分の好立地に立つ別の空き家は。
光文堂インターナショナル 滝島一統代表
「(土地面積が)130坪なので、1坪375万だったとしても、4億8750万になる。空き家って1億とか2億とかが山積みで道端に放置されているようなものなので、もったいないとしか言いようがないです」
土地が手に入らないことも住宅価格の高騰に繋がっているといいます。
■空き家放置の理由(1)所有者が見つからない
なぜ空き家のまま放置されているのでしょうか。取材を進めると、2つの理由が見えてきました。
私たちは、区と連携し、登記簿に記載されている空き家の所有者を訪ねましたが、見つかりません。空き家が放置される1つ目の理由は所有者にたどり着く難しさです。
光文堂インターナショナル 滝島一統代表
「登記情報がちゃんと更新されていれば、いろんなことを不動産屋さんがお金を払ってでも、商売にしてくれる可能性もあるんですけど、その可能性も誰が持ち主か分からなかったらゼロなので、問題ですね」
私たちが、世田谷区内で空き家と確認したのは49軒。そのうち27軒は所有者を確認することが出来ませんでした。そこで、国は4月1日から住所や名前の変更登記を義務化し対策に乗り出しました。
■空き家放置の理由(2)所有者が複数
2つ目の理由は区の対応から見えてきました。
世田谷区 建築安全課 空家・老朽建築物対策担当 千葉妙子係長
「これすごくないですか。6462分の107。この方の持ち分がすごいんですよ」
この日、世田谷区の職員は空き家の所有者を特定するための家系図を作成していました。住民票や戸籍謄本を取得して特定していく地道な作業で、1軒の空き家につき1年以上かかることも。
世田谷区 建築安全課 空家・老朽建築物対策担当 千葉妙子係長
「家系図を書いていくと結構広がって、所有者が10人超えたりします。家系図の中の連絡の取れそうな方同士をつなげるというのも区役所ではやっています」
所有者が複数人にわたっていることも空き家問題が解決しない理由の一つだといいます。
光文堂インターナショナル 滝島一統代表
「相続ってネズミ算式に増えていくわけですよ。親から子、子から孫。人数が増えれば増えるほど争いが起こる」
私たちは、実際に揉めている土地の所有者の1人に話を聞くことができました。
ある土地の所有者の1人
「5人兄妹の長男が亡くなり、その妻と子どもが大部分を相続したことで、他の兄妹たちは自分たちの生まれ育った場所が“他人のものになること”に納得がいかなかったんですよ。名前も聞きたくないっていうくらい、お互いに仲が悪いです」
■将来的に“4戸に1戸が空き家”予測も 活用は?
全国で増え続けている空き家。将来的には4戸に1戸が空き家となる予測もあります。空き家を活かすことができれば住宅価格は下がる可能性も。すでに活用を始めている現場もあります。
中古戸建ての再生「ヤモリ」 藤澤正太郎代表
「1階の部屋は和室の部屋に区切られていたんですが、全部一つの部屋にして洋室化しています」
木造2階建ての空き家をリフォームした賃貸物件。間取りは3LDKで、家賃は8万9000円と相場よりも安くなっています。
東京都が推進する住宅高騰対策のひとつで、空き家を活用しています。子育て世帯などを対象に来月にも募集を始め相場より2割程度安い家賃で、今後160戸以上を供給する計画です。
中古戸建ての再生「ヤモリ」 藤澤正太郎代表
「アパートだと隣人が気になってしまう。そういう生活を気にせずに戸建てで住めるという方には一番人気ですね」
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