#ANNnews 中国軍制服組トップが失脚 規律順守を求める習主席が「不満分子」粛清か【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2026年3月13日)



中国軍制服組トップが失脚 規律順守を求める習主席が「不満分子」粛清か【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2026年3月13日)
 12日に中国の全人代が閉幕しましたが、序列上位の2人が欠席する異例の事態となっています。中国国防省は軍制服組のトップに重大な規律違反があったとして調査に乗り出しています。

■「軍の粛清」に注力

 12日の閉幕式では、今年の経済成長率の目標を引き下げ「4.5%から5.0%」にする一方で、国防費を前年比で7%増やすことなどが可決・承認されました。

 表情を変えずに拍手をした習近平主席でしたが、今年の全人代では異例の事態が起きていました。中国共産党の中央政治局員23人のうち2人が不在だったのです。

 そのうちの一人、人民解放軍制服組のトップ・張又侠氏(75)は重大な規律違反があったとして、中国国防省が調査することが発表されていました。張氏とはどのような人物なのでしょうか。

キヤノングローバル戦略研究所
峯村健司上席研究員
「習近平氏も張又侠氏のことを兄さんと呼んでいるぐらい仲が良かったと聞いています。実際、張又侠氏は1979年中国とベトナムの戦争にも参戦したことがあるという、実戦経験のある人なんですね。人民解放軍の中では極めて尊敬を受けていた人であると」

 軍では幹部の失脚が相次いでいて、中央軍事委員会の最高幹部のメンバーは7人から2人に激減。そのうち1人は習主席です。

全人代常務委員会委員長
趙楽際氏
「去年1年で解放軍の最高幹部3人の任免を行いました」

 全人代での軍関連の代表の数は2023年は281人でしたが、今年は243人と38人減少しています。

 習主席は、全人代で規律の順守を強く求めました。

「軍隊は銃を握る組織である。軍の中に、党に対して二心を抱く者がいてはならず、腐敗分子が潜む場所があってはなりません」

峯村上席研究員
「習近平体制の反腐敗キャンペーンがかなり苛烈(かれつ)なものになっているということの裏返しだと。特にやはり軍の粛清が最も力を入れている部分だと思う」

 中国最高人民検察院によると、公務員の取り締まりも強化され、去年は2万9000件が起訴されたということです。習主席の狙いは?

「(来年の)共産党大会では、おそらく何らかの形で、次期習近平氏の後継体制について議論する可能性が高いとみています。なので、この時にいわゆる不満分子とか裏切る分子、裏切る可能性がある人間を粛清したいということの意図が、見え隠れしていますね」

(2026年3月13日放送分より)
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