#ANNnews ホルムズ海峡、事実上の封鎖 「機雷」の破壊力と脅威 除去の困難さとは?【羽鳥慎一モーニングショー】(2026年3月12日)



ホルムズ海峡、事実上の封鎖 「機雷」の破壊力と脅威 除去の困難さとは?【羽鳥慎一モーニングショー】(2026年3月12日)
 ホルムズ海峡にイランが機雷を敷設したという情報を受け緊張が増しています。高市早苗総理大臣は、原油の供給の不安が高まっていることを受けて、日本単独で石油の備蓄の放出を行うと表明しました。

■機雷敷設艇「ほぼすべて撃沈」

トランプ大統領
「(Q.石油企業にホルムズ海峡の利用を促している?)利用すべきだと思う。たった一晩でイランの機雷敷設艦をほぼ全滅させた。海軍も空軍も防衛網を壊滅させて、69の機雷敷設艇を撃沈した」

 事実上の封鎖となっているホルムズ海峡について、イランの機雷敷設艦をほぼすべて撃沈したとして「安全は大幅に向上した」と述べたトランプ大統領。

 記者から「この戦闘を終わらせるために軍事的に何が必要か?」と問われると、こう答えました。

「同じことを続けるだけだ。その結末は今後、明らかになるだろう」

■モジタバ師は?

 一方のイランのペゼシュキアン大統領は、日本時間12日午前3時すぎに自身のSNSを更新。

「この戦争を終わらせる唯一の道は、イランの正当な権利の承認、賠償金の支払い、そして将来の侵略に対する確固たる安全保障です」

 11日、イランの首都・テヘランで撮影された映像です。

 道路上の看板には、新たに最高指導者となったモジタバ師の顔がありました。テヘラン市内中心部の広場に登場した巨大な壁画には、歴代の最高指導者が並び、モジタバ師がハメネイ師からイラン国旗を託されている様子が描かれています。

 そのモジタバ師は8日に就任以降、いまだ公の場に姿を見せておらず、声明も発表されていません。

 アメリカのニューヨーク・タイムズは、先月28日のアメリカとイスラエルの攻撃によって、モジタバ師が足などを負傷していたと報じています。

■一部に損傷…商船三井

キャスター
「この数時間でホルムズ海峡では3隻の貨物船が標的になっています」

 煙が上がっているタイ船籍の貨物船。ホルムズ海峡を航行中に爆発があり、20人が救助されましたが、3人の行方が分からない事態となっています。

 イラン軍によって事実上の封鎖が続いているホルムズ海峡周辺で、11日に少なくとも3隻が相次いで攻撃を受けたと、イギリスメディアが報じました。

 その中には、日本のコンテナ船も含まれています。

 海事当局などの話として日本の海運大手の商船三井が所有するコンテナ船が11日未明、ペルシャ湾で攻撃を受け、船体の一部に損傷が生じているということです。

 この一報を受け、商船三井はコメントを発表しました。

「ホルムズ海峡から約60マイルのペルシャ湾内において錨泊中、船体の船尾部の一部に損傷があることを確認しました。全乗組員に被害はなく、本船には浸水、火災、油濁等も発生しておりません」

 乗組員の中には日本人が含まれているといいます。船は自力航行が可能だということです。

■過去にも攻撃受ける

 過去にも、ホルムズ海峡で日本のタンカーが攻撃を受けています。

 2010年7月、ホルムズ海峡を航行中の大型石油タンカーが爆発し損傷、乗組員1人がけがをしました。

 タンカーは27万トンの原油を積み日本に向かっているところでした。

 アルカイダ系のグループが犯行声明を出し、テロ攻撃だと判明しました。さらに…。

アメリカ海軍司令官
「機雷は過去にイランの軍事パレードで公開されたものと、よく似ているものだった」(2019年7月)

 2019年6月、ホルムズ海峡付近で日本のタンカーが機雷とみられる攻撃を受け、船体に穴が開きました。

 アメリカ国防総省が公開した写真には、船体に張り付き不発だった吸着式機雷やその部品が写っていて、「イランに責任がある」と非難しました。

 当時、アメリカとイランの間で軍事的緊張が高まっていて、安倍晋三総理(当時)が仲介役としてイランを訪問中に起きた事件でした。

 アメリカは、イラン革命防衛隊が関与していると主張。イランは関与を否定しています。

 そして今回の戦争でも…。10日にCNNは、イランがホルムズ海峡に機雷の敷設を始めたと報じました。

 こうした中、アメリカ中央軍は機雷敷設艦など16隻を破壊したとする映像を公開。アメリカCBSニュースによると、イランは推定2000~6000個の機雷を保有しているとみられています。

■機雷の破壊力…その脅威

 イランが敷設したとされる機雷とは、一体どんなものなのでしょうか?

元海上自衛官 実業之日本フォーラム
末次富美雄編集委員
「海中もしくは海底に設置することでですね、そこの航路または海域を使えなくする。戦略的兵器というふうに言われてます」

 海の地雷といえる機雷。海上や海中にとどまり、軍用船や民間船を問わずに、無差別に被害を与える兵器です。その機雷にはどんな種類があるのでしょうか?

「ワイヤにつながって、海中・水面近くに設置するもの。海底に沈んでいるもの。そういう2つがあります」

 海底に沈む重りとワイヤでつながり、海中もしくは海上に浮遊する“係維機雷”。海底に沈殿する“沈底機雷”。主にこの2種類があるといいます。

 さらに、機能的な違いもあるといいます。

「何で反応するか。衝突を含め、触ることによって爆発するもの。音響、音ですね。音で反応するもの。そして磁気等の乱れで、船が通ったと分かったら爆発するもの。(主に)この3つがあります」

 他にも複数の感知機能を持ち合わせたハイブリッドの機雷もあるといいます。

 去年、イラン革命防衛隊が公開した地下施設の映像です。そこに映る黒く丸い物体。これが…。

「係維機雷ですね。下に四角い箱みたいなのがあるので、おそらくワイヤが入っていて、そこからワイヤが出て、丸いところ、あれが爆雷として作動するというシステムだと思う」

 イラン国防省の輸出センターと表記されているウェブサイト。イギリスのフィナンシャル・タイムズによると、弾道ミサイル、ドローン、などの兵器システムを外国政府に売却することを提案しているサイトだといいます。

 その中に、マハムと名付けられた機雷があります。地下施設の映像に映っていたものと似ている形状のものもあります。

 「マハム3」と名付けられた機雷。重さは383キロ、直径80センチ、高さ1メートル32センチの係維機雷です。

「(感知機能が)磁気および音響となっていますので、これは(船に)実際に当たることではなくて、(センサーで感知する)そういうものだと思います」

 全長2メートルのミサイルのような形をした「マハム2」と名付けられた機雷。これは…。

「いわゆる沈底式ですね。海底に沈めておいて作動する機雷だと思う。磁気と音響(センサー)、この2つを備えたハイブリッドの機雷といえる」

 さらに最新のものなると、磁気や音響に反応して自動で船を追尾してぶつかる機雷もあるといいます。

 ではこれらの機雷は、一体どうやって敷設されるのでしょうか?

「例えば貨物船とか、漁船でも(機雷を)まけるんです。そういった意味で、必ずしも海軍の艦艇を使わなくてもいい」

■機雷除去の困難さ

 一度機雷がまかれると、撤去は簡単ではありません。掃海とはどういうものか、元自衛隊統合幕僚長の河野克俊さんに聞きました。

「掃海艇という、その専門の船がある」

 掃海艇とは、船舶の発する磁気に反応して起爆するタイプの機雷をさけるため、FRP(繊維強化プラスチック)などの磁気を発しない素材で船体ができた、まさに掃海専用の船です。

 では、掃海はどのように行われるのでしょうか。

「海浮かんでるような機雷であれば(船の)機銃で撃って爆破することもあれば、海底に(機雷が)潜っていると機関銃は届きませんよね。そしたら、人が潜っていって爆薬をつけなきゃいけない」

 1991年にペルシャ湾で行われた掃海の様子です。湾岸戦争で敷設された機雷除去のため、海上自衛隊の掃海部隊が派遣されました。

 次々と黒いゴムボートに乗っていくのは水中処分員。潜水と爆発物処理という、危険を伴う任務を同時に進めるスペシャリストです。

 目的地に着くと海へ入り、機雷の場所を探索します。

 カメラに映された丸い物体。これが機雷です。

 機雷のすぐそばでは魚が泳ぐ姿も。これは接触型の機雷と見られ、水中処分員が指で触れている突起部分に船体が接触すると、爆発するといいます。

 さらに、円状にくぼんだ部分を指さす仕草も。これは、何らかの原因で突起が取れてしまった箇所です。

 水中処分員が爆薬を設置し安全な場所まで距離をとると…爆発で海上に高く上がった水柱。

 他にも、機雷処分具という遠隔操作できる機械で機雷の近くに爆雷を投下し、爆発させて処分する方法もありますが、いずれにせよ、この広い海の中で機雷を一つひとつ見つけていかなければなりません。

 もし本当に機雷が敷設されていた場合、終戦後もホルムズ海峡の封鎖状態は続きそうです。

「機雷が敷設されている可能性がある海域を民間船が通るというのは非常に難しい。また、それを強いるっていうことも、なかなかできないと思います」

■日本が単独 石油備蓄放出

 中東情勢の悪化で原油価格の高騰が続く中、11日に高市早苗総理大臣は、次のように述べました。

「原油タンカーがホルムズ海峡を事実上通れない状況が続いております。我が国が率先して国際エネルギー市場における需給の緩和に向けて今月16日にも備蓄放出を行なうことを決定しました」

 国際的な備蓄放出の決定を待たずに、日本が単独で石油の備蓄放出をしていくと表明した総理。ガソリン価格のさらなる上昇が、暮らしや経済へ大きな影響を与えると危惧し、1リットルあたり170円程度に抑える緊急的な緩和措置を実施していくと発表しました。

「(ガソリンの)小売価格を全国平均で170円程度に抑制する。軽油、重油、灯油などについても同様の措置を講じることとしました」

■「卵」にも影響

 今月下旬以降、日本の石油輸入が大幅に減少するという見通しが立てられる中、すでに影響を受けているところもあります。

 福岡県鞍手町にある野上養鶏場では、毎日、県内各地の販売所や飲食店に卵を出荷しています、その数なんと1日6万個以上。ここにも、今回起きたアメリカとイランの戦争の影響が及んでいます。

 案内されたのは、大量の資材が入った倉庫です。

野上養鶏場 藤井豪社長
「卵の(包装の)資材であるとか、スイーツの(包装の)資材ですね。そういったものが、軒並み値上げを言ってきてるので…」

 実際に発注している業者から、こんな通達があったといいます。

「原油が高騰してるってところで、それに応じて資材関係が値上げしますという内容ですね」
「(Q.いつからなど決まってる?)来月の4月から」

 卵を出荷するうえで必要不可欠な資材などを月に300万円~400万円分発注していますが、さらに4月からは40万以上の値上げを強いられる状況に。

 影響は配送にも…。

「配送は自社便が一日15~16台で回ってるんですけど…」

 県内全域の配送をほとんど自社で賄っているため、ガソリン価格の高騰も大きな打撃に…。さらに影響してくるのが餌(えさ)です。
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