#ANNnews イランの新聞 トランプ氏揶揄「世界で最もひきょうな嘘つき」日本はヘリウム供給懸念【羽鳥慎一モーニングショー】(2026年3月27日)
イランの新聞 トランプ氏揶揄「世界で最もひきょうな嘘つき」日本はヘリウム供給懸念【羽鳥慎一モーニングショー】(2026年3月27日)
イランとアメリカの間で戦闘の終結に向けた協議へ調整が進んでいる中で、アメリカからの提案に対してイラン側が仲介国に対して回答を伝えたことが分かりました。
イランの国営メディアはアメリカとの地上戦に向けて、100万人以上の戦闘員を組織したとも伝えています。
■トランプ大統領「最悪の悪夢に」と警告
トランプ大統領のTruth Socialから
「手遅れになる前に、すぐに真剣になるべきだ。いったん事が起これば後戻りはできず、事態は悲惨なものになる」(26日)
26日、アメリカのトランプ大統領は戦闘終結に向けた要求を拒否する姿勢を見せるイランに自身のSNSで警告ともとれる投稿をしました。
トランプ大統領のTruth Socialから
「イランの交渉担当者は非常に異質で奇妙だ。彼らは我々に合意を結ぶよう懇願している。軍事的に壊滅し、再起の望みも全くないのだから当然のことだが、それにもかかわらず、彼らは公の場で『我々の提案を検討しているだけだ』と述べている。間違いだ!」(26日)
さらに26日の閣議では…。
トランプ大統領
「彼ら(イラン)は合意を結びたくて仕方がない。実現できるかは分からない。我々にそうする意思があるかどうかも分からない」
「イランには核開発の野望を永久に放棄し、新たな道を歩むチャンスがある」とし、合意に応じなければイランにとって「最悪の悪夢になる」と警告しました。
そのうえで、イランは軍事的に敗北し巻き返すことはできないとして、戦闘の終結に向けて合意できるかはあくまでイラン次第、アメリカが応じるかどうかは「分からない」と揺さぶりをかけました。
■イラン 強気の姿勢崩さず
一方、交渉相手であるイランは…。
イラン軍 司令部報道官
「あなた方の敗北を合意と呼ぶな。和解することは決してない」
イラン アラグチ外相
「これまで交渉は一切行われていません。アメリカとは交渉も対話もしていないことを断言します。今さら交渉を持ち掛けるのは敗北を認めているに等しい」
と、こちらも強気の姿勢を崩しません。
イランの国営メディアは、アメリカから提案された15項目の条件に関して、25日の夜に仲介国を通じて回答したと報じました。
また、アメリカとの地上戦に向け100万人以上の戦闘員を組織したとも伝えています。
イランの高官はロイター通信に対しアメリカの提案が「一方的で不公平」だと評価していると語っています。
■行き違う両国の発言
さらにイランの保守系日刊紙「ジャバン」には「世界で最も哀れで卑劣なうそつき」という見出しの記事が1面トップに。
そこにはトランプ大統領を嘘をつくと鼻が伸びる「ピノキオ」風に描いた風刺画を大きく掲載。伸びた鼻の先は地図上のホルムズ海峡。高騰している原油価格を落ち着かせるためトランプ大統領が戦闘終結にむけての協議で「嘘をついている」と伝えています。
行き違う両国の発言。
イラン軍の報道官は「海峡は以前の状態には戻らない。我々の意思次第だ。暴君とその盟友の道は閉ざされている」と話しました。
■カーグ島 地上侵攻を計画?
停戦に向けた動きを見せるアメリカ。
しかしその裏では、ペルシャ湾にあるイランのカーグ島に向け地上侵攻を計画しているという指摘もあります。
カーグ島はイランの原油輸出のおよそ9割を担う重要拠点で「イラン経済の生命線」と呼ばれる場所です。
CNNによるとF-35Bステルス戦闘機やオスプレイなどを搭載し、海兵隊約2200人が乗船する強襲揚陸艦「トリポリ」が27日にも中東に到着予定だといいます。
さらにワシントン・ポストは、アメリカの国防総省が陸軍の精鋭部隊「第82空挺(くうてい)師団」に中東への派遣を命じたと報じています。部隊は数千人からなり、兵士の多くは命令から18時間以内に展開できる能力を持ち、飛行場や重要インフラの制圧などの任務を遂行できるとされています。
CNNによると、これらの動きに対してイランは…。
CNNキャスター
「イランはアメリカの地上作戦の可能性に対し防御を固める準備をしているようです」
情報筋によると、イラン側はここ数週間の間にカーグ島に「携帯式防空ミサイルシステム」を追加で移送したほか、島の海岸線を含むあらゆる場所に地雷などの“ワナ”を仕掛けているということです。
アンダーソン元陸軍准将
「『軍が使えるから使う』それがトランプ大統領の発想です。空から飛び降りろと言えば飛んでくれるからです。問題は外交がずっと困難だということ。イランが終わりを宣言するまで、この戦争は終わりません」
■“戦線拡大”の可能性も
さらに革命防衛隊に近いイランのタスニム通信が報じたのは、アメリカが地上侵攻した場合の“戦線拡大”の可能性です。
場所はホルムズ海峡からアラビア半島をはさんだ場所にあるイエメン沖のバブルマンデブ海峡。
軍関係者(イラン タスニム通信から)
「バブルマンデブ海峡は世界でも指折りの“戦略的要衝”で、イランはこの海峡に対して完璧かつ現実的な脅威となるだけの意思も戦力も備えている」
海峡近くに控えるのはイエメンを拠点とする親イランの武装組織「フーシ派」。過去に海上で輸送船を拿捕(だほ)してきたこともある組織が参戦も示唆していて、海峡のさらなる不安定化が懸念されています。
ホルムズ海峡が実質的に封鎖されている今、輸送の“迂回(うかい)路”として注目されていたバブルマンデブ海峡。
ここに戦線が拡大すれば、中東からの原油輸出が止まる可能性がさらに高くなります。
こうしたなか、日本時間の27日午前5時すぎ、アメリカのトランプ大統領は自身のSNSで「イランとの協議は継続中で極めて順調に進んでいる」とし、エネルギー施設への攻撃をアメリカ東部時間4月6日午後8時まで10日間延期すると表明しました。
■ヘリウム供給に懸念
イラン情勢の影響は、こんなところでも…。
分子科学研究所 機器センター
浅田瑞枝主任
「こちらがヘリウムの保管場所になります」
一般的には「風船を浮かせるため、中に入れるガス」というイメージが強いヘリウム。
実は半導体製造やMRIなどの医療機器、ロケットやリニアモーターカーなどの最先端技術に欠かせない物質で“黄金のガス”とも呼ばれています。
その貴重なヘリウムが、イラン情勢によって供給不足に陥るのではないか?と懸念されています。
ヘリウムを扱うこちらの研究施設では…。
「(Q.これは何をしている?)実験用の(液体)ヘリウムを容器に小分けして、充填(じゅうてん)しているところです」
液体ヘリウムのタンクと容器をつなぐパイプ。霜のようなものがびっしりと付いています。
「(Q.パイプの周りに何か付いているのは何?)こちらは空気が液化したものになります。ヘリウムは世の中で一番冷たい沸点を持っていまして、マイナス269℃で沸騰する液体になります。液体窒素はマイナス196℃ですので、それよりももっと低い温度の液体になります」
タンクの中の液体ヘリウムはマイナス269℃という絶対零度に近い極低温。それを小分けの容器に移す際、パイプが凍ってしまうというのです。さらに…。
「液体(ヘリウム)を充填する時に、ヘリウムガスが気化して蒸発してしまうんですけども、その蒸発したガスでさえ、とても冷たいガスですので、それが配管の中を通ることで周囲の空気も冷やされて、それが液体になってしまって流れています」
絶対零度まであと4℃、極低温の液体ヘリウム。一体、何に使われているのでしょうか?
分子科学研究所 機器センター
中村敏和チームリーダー
「例えば、有名なところだと病院で使われているMRI。あの中の大きな磁石ですね。それにも強い磁場を出すために液体ヘリウムが使われています。あとは超電導リニア。あれを浮上させるためのマグネット。それにも超電導のコイルが使われて、ヘリウムが使われています」
MRIにもリニアモーターカーにも使われているのが、強い磁場を発生させる「超電導」技術。
超電導とは、ある物質が極低温下において電気抵抗がゼロになる現象です。
電気抵抗がなくなることで、多くの電流を流すことができ、強い磁場を安定して出すことができるのです。
「超電導を実現するためには低い温度が必要。その寒剤、冷やす液体のために液体ヘリウムを使っています」
また、半導体の製造においても極低温のヘリウムは必要不可欠だといいます。
■供給ストップの可能性も
このヘリウムの世界有数の産出国が、ペルシャ湾を挟んでイランの対岸にある国・カタールです。
先日、そのカタールにある世界最大の液化天然ガスの生産拠点「ラスラファン」が、イランのミサイル攻撃を受けました。
中村チームリーダー
「 (ヘリウムは) どこから採れるかというと油田ですね。正確に言うと天然ガスが出るところです。天然ガスは大量に産出していますから、そこに微量に含まれているヘリウムガスを集めることによって 世界中のヘリウムというものは供給されています」
集められたヘリウムガスはすぐに液化され液体ヘリウムとして各国に輸出されていますが、カタールは世界第2位のヘリウム輸出国であり、日本のヘリウムは4割をカタールからの輸入に頼っています。
カタール カアビ エネルギー担当相
「被害の修復には、3年から5年かかるだろう。ヨーロッパやアジアに影響する」
年間1280万トンもの天然ガスの生産が最大で5年間停止する可能性があり、ヘリウムの供給がストップする可能性があるのです。
中村チームリーダー
「液体ヘリウム、ヘリウムガスが不足すると、場合によっては小さい病院などのMRIを止めないといけないということが起こるかもしれませんし、価格が上がってしまうのはもう、いささか仕方がないかなと思います」
(2026年3月27日放送分より)
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