#ANNnews 「台風より強い」埼玉“局地的”突風 屋根飛び…電柱倒壊 映像捉えた15分間の異変【羽鳥慎一モーニングショー】(2025年8月29日)

「台風より強い」埼玉“局地的”突風 屋根飛び…電柱倒壊 映像捉えた15分間の異変【羽鳥慎一モーニングショー】(2025年8月29日)
 埼玉県坂戸市で突風が発生し、養鶏場の屋根が飛ばされるなどの被害が出た。養鶏場の関係者は「すべての家を持って行ってしまうような風だった」と話していた。

■映像捉えた“15分間の異変”

 27日、埼玉県坂戸市で突風が発生した。

 かつては2棟並んでいた養鶏場の鶏舎。しかし、片方の鶏舎は屋根が吹き飛ばされ、建物を支えていた鉄骨も倒壊。崩れ落ちた屋根の下には、ゆがんだケージと無数の鶏が取り残されている。

 飛んできた鶏舎の屋根が直撃したのか、電柱も根元からポッキリと折れてしまっている。隣町の川島町でも、強風で真横に打ち付ける雨。

 この日、何が起きていたのか?川島町にある釣り堀の4台のカメラが一瞬で変わる天気を克明に捉えていた。

 27日、日中は晴れていて穏やかだった。ところが、午後6時すぎ、突然冷たくて強い風が吹き始め、その3分後には空が光り出し、雷の音が聞こえ始めた。8分後、空から音を立てて何かが降ってきた。

 それは雹(ひょう)だ。途端に強烈な風が吹き始め、一気に視界が悪くなっていく。カラーコーンが簡単に飛ばされていくほどの強い風。風が吹き始めてから9分後、あまりの風の強さに釣り堀内では物がどんどんと飛ばされていく。雨も激しさを増し、排水溝からは一気に水が溢れてきた。外の道も、もう視界がほとんどきかない状態。

 ところが、10分ほど雨が降った後、突風は収まってきた。冷たい風が吹き始めてからわずか15分の間の出来事だった。

■被害に遭った養鶏場「台風よりも強い」

 釣り堀近くに住む住民に、当時の映像を見せてもらった。猛烈な風でカメラが激しく揺れているのが分かる。

住民
「家も揺れていたので地震くらい」

 別の角度のカメラでは、奥から何かが吹き飛んでくる様子も捉えられていた。

住民
「(Q.瓦なくなっている)隣の家の瓦が落ちちゃって」

 この家に設置されたカメラの映像を見てみると、はじめは青空が広がっていたが、徐々に雨が降り雷が鳴り始めた。その1分後には突然の土砂降りに。強風で地面に雨が叩きつけられ、視界は真っ白に。草木も大きく揺れている。強い風でパラソルも飛ばされてきた。

住民
「これがぶっ倒れていて。かなり頑丈に張っていたが、もぎ取れちゃって」

 この時、敷地内には雹も降っていた。

住民
「雹って上から降ってくるものだと思っていたけど、真横から雹が突き刺さっちゃって。横殴りの風でラジエーターの触媒部分がかなりつぶされていた」

 突風により大きな被害となった養鶏場では…。

養鶏場経営者の親族
「台風よりも強い。すべての家を持っていってしまうようなぐらいの風が吹いていた。怖くて自宅の中から外を見ていたが、今まで生きてきてそんな状況見たことない」

 養鶏場の近隣住民が撮影した画像を見ると、鶏舎の屋根がまるまる道路に吹き飛ばされ、道をふさいでしまっている。

 倒れた電柱は住宅の敷地内にまで。飛ばされたトタン屋根が散乱し、庭もめちゃくちゃになってしまった。

 現場で発生していたのは、突風だけではない。別の近隣住民が撮影した映像には、庭先で雷が落ちた様子が映し出されていた。

■専門家検証…その時何が?

 周辺の地域でも。坂戸市の隣の東松山市では、降りしきる大雨で一時視界が真っ白に。川島町で突風の被害に遭った釣り堀では…。

川島釣り堀 山本勝治代表
「ここも被害があった状況のままで」
「(Q.これも突風で)これもそうですね」
「(Q.倒れちゃっていますね。ここに立っていたのが横に)倒れるような重さじゃないんですよ」

 そんななか、店主はある“異変”を感じていた。

山本代表
「うしろ見てもらえれば分かるんですけど、田んぼ(の稲が)寝ちゃっている。でも隣の田んぼを見てもらえば分かるんですけど、隣はまったくなんともないんですよ」
「(Q.本当にピンポイント)ここの周りだけピンポイント」

 同じ田んぼの中で突風に倒された稲と無事な稲。非常に局地的に突風が吹いていたことが分かる。

 “局地的な突風”、現場で何が起きていたのか?

 発生当時の雨雲の動きを見ると、釣り堀のある川島町や養鶏場のある坂戸市周辺には活発な雨雲が発達し、被害のあった現場付近では風速およそ45メートルの突風が発生したとみられている。

 ところが、被害現場から最も近い、8キロほどの位置にある鳩山観測所の27日の最大瞬間風速は8.8メートルしか観測されていなかった。なぜ、同じ地域でこれほどまでの差があるのだろうか?

 専門家に、被害に遭った釣り堀の定点カメラの映像を見てもらった。

高知大学 佐々浩司特任教授
「ダウンバーストだと考えられます。上空の冷たい風がドーンと下に落ちてきて、それが地上に当たって広がっていく時に出てくる風というのが強い風をもたらす」

 ダウンバーストとは、積乱雲から吹き下ろす下降気流が地表に衝突して水平に噴き出す激しい空気の流れ。これが局地的に突風を発生させる要因になっているという。

佐々特任教授
「積乱雲1個のサイズが通常大体10キロぐらい。そういったところで発生するものは、突風自体も比較的、局所的になる」

 果たして、どれ位の風の強さだったのか?

佐々特任教授
「あそこの屋根が飛ぶくらいだと(風速)40~50メートルは出ている可能性があるかな。(ダウンバーストで)一番強いものだと最大風速、瞬間風速で70メートルぐらい」

 暑い時期は積乱雲が発達しやすく、それに伴い突風も発生しやすくなるという。異例の暑さが続けば、突風の発生しやすい状況も長引くと注意を呼び掛けている。

■深刻被害の波紋

 28日、突風被害のあった養鶏場では、片付け作業に追われていた。屋根を失った鶏舎では、ゆがんだケージの中に取り残された無数の鶏の姿があった。

 1羽、また1羽と救出されていく鶏。この養鶏場は再建のメドが立たないという。

養鶏場経営者の親族
「もう復活できない」
「(Q.もう一回養鶏場を立て直すのは)もう年なので。今からまたやることはないと思う」

 川島町の釣り堀にも深刻な被害が出ている。

山本代表
「日陰を作らなきゃいけないので(日よけネットを)全部張ってあるんですよ。台風でもそんな簡単には破れないです」
「(Q.それがもうビリビリに)ビリビリに」

 日よけ用の黒い天幕や、風よけネットも破れてしまった。

山本代表
「(Q.被害総額は?)ネットですね。この辺だけで10万円は超えてくる。あとは魚の死んでいるのだけでも10万円は超えてくる。週末の売り上げが、そのままなくなるような形。今までこんな被害まったくないですよ。どんなに雨が降っても、ここまでなることはなかった」

(「羽鳥慎一 モーニングショー」2025年8月29日放送分より)
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