#ANNnews 高級すし“格安新業態”渋谷へ　インバウンド人気の地勝負　“銀座の5分の1”格安価格【グッド！モーニング】(2025年8月18日)

■“銀座の5分の1”格安価格の高級すし

　お盆の連休最終日を迎えた17日。東京・渋谷は、多くのインバウンド客でごった返していました。

　都の調査では、インバウンド客に人気の訪問先として「渋谷」が2年連続トップに。バリエーション豊かな日本の食文化を目当てに訪れる人が最も多く、1人当たりの飲食費も増加し続けています。

アメリカからの観光客
「きのうの夜は焼肉をいただきました。やわらかくておいしかった」

ドイツからの観光客
「カウンターの席が1人ずつ仕切られているラーメン店に行きました。面白く貴重な経験でした」

　拡大を続けるインバウンド市場を狙い、銀座の高級すし店が渋谷に進出しました。

　インバウンド客向けの新たな店舗では、白木のカウンターに備え付けられたタブレットを使い、4カ国語で注文することができます。

　店の一番人気は、「渋谷スクランブルロール」です。

中国からの観光客
「インターネットで評価が高かったのでこの店を選んだ」

台湾からの観光客
「とても妥当な価格設定」

　銀座の総本店と比べて5分の1ほどの格安価格に設定。カウンター席は職人を囲む設計にして人件費を抑えたほか、ネタは総本店と同じ魚の別の部位も生かして値段を下げました。

　思わぬ反響も広がっています。

来店客（20代）
「このクオリティーでそこまで高くない。コスパいいですね」
「銀座よりコスパがいい。おいしいので来てよかった」

　日本に住む若い世代も店を訪れているといいます。

鮨 銀座おのでら 息子 渋谷店
片岡秀一郎料理長
「日本の客3割、海外の客7割くらい。海外でおすしを食べると、すごく高くつく。日本でおいしくクオリティー高いものを安く食べられるというところで、非常に多くのお客様に人気をいただいている」