#ANNnews 原油供給不足 半年後の家計負担は? 虫歯治療も影響か…薬不足に懸念 船は減便【羽鳥慎一モーニングショー】(2026年3月25日)



原油供給不足 半年後の家計負担は? 虫歯治療も影響か…薬不足に懸念 船は減便【羽鳥慎一モーニングショー】(2026年3月25日)
 原油の価格が高騰しています。虫歯の治療に欠かせない素材のエチレンの不足、そして食品トレーの値上げなど、ガソリンや光熱費以外にもさまざまな影響が懸念されています。

■診療への影響は

 アメリカとイランの協議に注目が集まる中、戦争が長期化することで、生活の身近なところにまで影響が及ぶ可能性も。

かわせみデンタルクリニック
中村瞬院長
「エチレンが減産することによって、歯科医院の中でそれを材料に使っているものっていうのはかなり多くありまして。今後影響を受けてくるんじゃないかなとは思っています」

 歯科医院では、虫歯を治療する際などに、石油から作られるエチレンという素材が必要不可欠だといいます。

「虫歯を取り終わった後に詰めていくこちらのコンポジットレジンというんですけど、こちらも中の素材もそうですし、外側のプラスチックの部分、エチレン由来の素材が使われています」

 歯の治療で使われる白い詰め物は、エチレンからできているといいます。さらに…。

「今から注射の麻酔をしていくんですけど、こちら注射の針の滅菌とかにエチレンが使われています。後は、中に入っている注射の薬のラベルだったり、包装にもエチレンが使われています」

 器具などの原料としてだけではなく、滅菌にも使われているといいます。

「こちら奥がバックヤードになるんですけれども、実際にですね、この辺に置いてあるもののほとんどが、エチレンに関係するものと言っていただいても差し支えないのかなと」

 中村院長によると、歯科医院で使われる器具の「8割ぐらい」はエチレンに関連しているものだといいます。

「こういったものを何か一つでも欠けてしまうと、診療にかなり影響が出てくるのかなと思っています」

 原油調達不安の高まりで、国内では減産が広がっているエチレン。

 こちらの歯科医院では、治療に必要な器具などのストックは十分にあり、値上げの通知も来ていないといいますが…。

「半年分も在庫を抱えているようなところは、まずないかなと思うので、(エチレンの生産が)止まってしまうと1~2カ月ぐらいでちょっと診療ができませんというような形にはなってくるのかなと思います」

■薬不足に懸念

 影響は薬局でも出ています。

越前堀薬局
薬剤師 犬伏洋夫さん
「こちらはこの中にですね、軟膏(なんこう)が入っているんですけれども、外身はプラスチックの容器なんですね。こういったものが足りなくなる可能性はあるのかなと」
「お薬が包まれているPTP包装というんですけど、この部分はまさに石油が原料になっていたりとか」

 現状はさほど影響は感じていないものの、今後「石油から作られる薬の容器などが不足するのでは」と心配しているといいます。

「(Q.容器が入ってこないと薬は作れない?)そうですね。容器の中に入れないと当然お渡しはできないので。前もあったんですけれども、外身ができないということで中身が流通しなかったということは以前にもありました」

 さらに、容器だけでなく…。

「お薬自体も、ワセリンとかになりますと、原料が石油だったりしますので」
「やはりお薬がなくなるということによって、必要な人に必要なだけの医薬品が手に入らなくなるという状況が一番怖いです」

■迫る値上げの影

 茨城県日立市にある「あかつ水産」は、地元で水揚げされる新鮮な魚介を中心に販売する鮮魚店。そこで欠かせないのが、プラスチックのトレーです。

あかつ水産 船橋良太さん
「(Q.毎日どれくらいのトレーを使うのか?)刺し身だけじゃないから。刺し身、切り身、おすし、全部やっぱりこういう使い捨ての皿(トレー)だから。単純に100くらいあるかな」

 基本の白いトレーだけでなく、柄付きやふた付きなどすべて合わせると、約150種類のトレーを仕入れて使っているといいます。

「全部プラスチックだから使わないわけにいかないし。値上がりはきついですよ。本当に」

 現状、すぐにトレーの値段が上がるわけではないといいますが…。

「魚だったらある程度仕入れが高ければ、その分値段上げて売っても、それはお客さんも(魚が)とれていないから高いんだっていって納得して買ってくれるけど、お皿(の値段)が上がったからお皿の分100円もらうんだっていっても、それは納得してくれないし」

 倉庫の中を見せてもらうと、白いものから透明や黒と金、緑や青など、多種多様なトレーがストックされていました。

「同じかたちで同じ大きさでも、やっぱりこれ(白)よりはこっち(木目)のほうが高くなる」

 それでも、安いトレーだけではなく、見栄えのいいものを使うには理由があるといいます。

「これ(白)に入っているのと、これ(黒金)に入っているのが食卓に並んだ時にやっぱり(見栄えが)違うじゃん」
「結局お客さんってまず目で見てから判断だからね。まず目で見て、おいしそうだなって思うものに手が伸びるわけだし。それってお皿(トレー)もそうだけど、見た目がやっぱり大事なんで」

 さらに、鮮魚店ならではのこんな苦労も。柵の状態で販売していた商品を、切り身に変えて販売することも多いといいます。

「そうすると(柵で)パックしていたのを下げてきて切ってあげると。そこに(柵が)入ったパックがまた無駄になっちゃう。それが難しい、もどかしい」
「捨てるのは簡単だけどね。でも洗って使うわけにはいかないし。難しいですよ」

■観光船で「減便」も

 影響はお花見にも及んでいます。先週、東京では桜の開花が発表され、桜の名所・目黒川でも…。

 この季節に人気なのが、目黒川沿いに咲く約800本の桜を水上という特等席から味わえる「お花見クルーズ」。満開は、もう少し先のようですが…。

東京・品川から(8)
「桜がいっぱい見れてうれしかった」
東京・品川から(40代)
「歩いているのとは違う景色なので、視点が変わると違って面白い」

 川の両岸から枝がせり出す桜並木を、船に揺られながら見上げる極上の景色にシャッターが止まりません。

 今まさに書き入れ時を迎えているお花見クルーズにも、深刻な影響が。

東京ウォータウェイズ
原田和義代表
「船を動かしているものですから、原油価格の高騰が直撃している状況」

 2隻で「お花見クルーズ」を行っているこちらの運航会社では、燃料費の負担が大きくなっているといいます。

「こちらに燃料タンクがありまして、こちらに燃料をどんどん入れていく形になります」
「きのう入れたのも248円(ハイオク/1リットル)先月は20円くらい低くて228円」
「(お花見クルーズ)期間中に10~12、13万円の負担です」

 原油価格の高騰によって、短期間で20円値上がりしました。負担を減らすため行っているのが、コストを抑えるため「運航する便を減らす」などの対応をしているといいます。

「44人まで乗れる船に対して(予約が)1桁の場合は、お客様にご案内差し上げて日程の変更をしていただくか、もしくは全額返金でキャンセルさせていただくような形を取らせていただいています」
「もしこのまま高いまま続くようでしたら、お客様に対する料金に転嫁するしかないかなと考えております」

■あす国家備蓄放出へ

 高市早苗総理大臣は、民間備蓄の放出に続き、26日から国家備蓄の放出を開始すると表明。放出するのは、全国11の備蓄基地から原油約1カ月分です。

赤沢亮正経済産業大臣
「今後とも状況を注視しつつ、引き続きあらゆる可能性を排除せず、わが国のエネルギー安定供給確保に万全を期してまいりたい」

 また高市総理は、エチレンの原料となるナフサなどの石油関連製品についても、対応方針を取りまとめるよう関係閣僚に指示をしています。

(2026年3月25日放送分より)
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