#ANNnews 「塊のような雨降った」河川氾濫に土砂崩れ…東北北部に線状降水帯発生の恐れ【報道ステーション】(2025年8月20日)
「塊のような雨降った」河川氾濫に土砂崩れ…東北北部に線状降水帯発生の恐れ【報道ステーション】(2025年8月20日)
気象庁は青森・岩手・秋田の3県で20日夜~21日未明にかけ、線状降水帯が発生する可能性があると発表しました。さらなる大雨災害の危険度が急激に高まる恐れがあります。
■秋田では河川氾濫 建物流れる
記録的大雨となっている秋田県仙北市では20日、冠水被害が出ました。市内を流れる桧木内川が氾濫し、一部に緊急安全確保が出されました。川に面した市の施設の近くでは、小屋のようなものが濁流に押し流されました。
昼過ぎに冠水が収まった地区の住宅。避難していた住民が戻ってきました。
自宅が床上浸水した住民
(Q.どの高さまで入ってきた)
「手すりまで」
家の中は全てが泥で覆われ、キッチンにあった冷蔵庫は浴室まで流されました。
自宅が床上浸水した住民
「(午前)7時半ごろから急にあちこち、川の方からどんどん来て。気持ち的にはそんなに降っていないと思ったけど、山の川の水がすごい一気に増えた」
水道とガスは難を逃れましたが、電気はつかなくなりました。あっという間の出来事だったといいます。
自宅が床上浸水した住民
(Q.一番最初、異変に気づいたのは)
「近所の人に教えてもらった。『畑に水が上がったよ』と。でも10分ぐらい前に新聞取りに来た時は全然大丈夫で。言われて外に出たら、もうこの辺まで来ていた。初めてこんなひどいの。どこから手をつけたらいいのか分からなくて、それだけ考えている」
20日夜は親戚の家で過ごす予定です。
■緊急安全確保発令 冠水や断水も
仙北市桧木内では72時間雨量が305ミリに達し、観測史上最大となりました。緊急安全確保が出されている地区の避難所からは、川の両側の広い範囲が冠水している様子が見えました。
仙北市職員 鈴木隼斗さん
「午前9時ごろにはあふれ始めてて、そこから一気に水位上昇して、橋が冠水してしまったため、避難するにもできない状態で。自宅で安全確保していただいた人もたくさんいたと思う。土砂崩れの危険性もこれから高まると思うので、まだ避難所の閉鎖という見込みはない」
別の避難所には高齢者や子どもの姿も。
避難した人
「怖かったです。川やばかった。濁ってた。自分の小学校だから安心してます」
「本当初めて。60年になるけど初めて。こんなに降ったのは」
「また夜、雨に降られたら大変。山が崩れてきたら大変だから」
秋田市には夜になり、約2万6000世帯に避難指示が出されました。また、秋田新幹線こまちは秋田と盛岡の間で運休となりました。
■青森では土砂崩れ 通行止めに
大雨は隣の青森県でも。奥入瀬渓流沿いでは、土砂崩れが発生したとして通行止めとなりました。奥入瀬にある宿のオーナーは。
奥入瀬で宿を営む人
「19日の晩から雨が強くて、雷とかも鳴っていて。20日はすごく土砂が混ざっていて、川の中を倒木とか木が流れている状態だった。『今日は奥入瀬渓流来ないで下さい』みたいな撮影をした。21日の朝まで強い雨が降る予報なので、夜の間ちょっと怖い」
十和田市では72時間雨量が観測史上最大となる282.5ミリを観測しました。十和田湖に面したホテル周辺では、19日の夜から大雨が降り続きました。
十和田湖畔桜楽 鳥谷部純一支配人
「館内の大浴場の入り口付近の勝手口の方から水が流れ込んできて、また厨房の勝手口の方からも水が流れ込んできて、床下のあたりギリギリの所まで水が上がってきた。バケツをひっくり返したような強い雨。塊のような雨が降ってきた。正直、恐怖に近いような感覚はありました」
■21日未明にかけ線状降水帯か
この大雨の原因は北日本に停滞した前線。そこに向かって暖かく湿った空気が流れ込み、雨雲が発達したため、局地的な大雨となりました。青森・秋田・岩手の各県では21日未明にかけて線状降水帯が発生し、大雨被害の危険度が急激に高まる恐れがあります。
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