#ANNnews アメリカとイラン 急転の停戦 中国が後押し? ホルムズ封鎖…日本船の動きに変化は【羽鳥慎一モーニングショー】(2026年4月9日)
アメリカとイラン 急転の停戦 中国が後押し? ホルムズ封鎖…日本船の動きに変化は【羽鳥慎一モーニングショー】(2026年4月9日)
アメリカとイランの停戦合意について、中国がイランに働きかけたという報道が出ています。一方でイスラエル軍はレバノンで最大規模の攻撃を行っていて、多数の死者が出ています。
■イスラエルがレバノンに空爆
レバノンの首都・ベイルートで撮影された空爆の瞬間。激しい爆発とともに破壊された大量の破片などが宙を舞い、その衝撃を物語っています。
さらに別の場所でも大きな爆発音。黒煙も上がっています。黒煙は、街の至る所で発生。
消防隊員
「ガスが止まれば、私たちは皆終わりだ!」
街の中心部では激しく炎が上がり、懸命な消火活動が行われていました。
市民
「今イスラエルの空爆があり、5人が亡くなりました。誰も止めることができない状況です」
建物は崩壊し、辺りにはがれきが散乱。中に埋もれた生存者を探す男性の姿もありました。
2週間の停戦で合意したアメリカとイラン。一方、レバノンではイスラエル軍による大規模攻撃が行われ、多くの犠牲者が出ています。
レバノン民間防衛局によると、この攻撃で254人が死亡、1165人がけがをしたといいます。
イスラエル・カッツ国防相は今回の攻撃について、次のように話します。
「イスラエル国防軍は、レバノン全土における(ヒズボラの)司令部において数百人のヒズボラテロリストたちに対し、奇襲攻撃を行いました」
あくまで今回はレバノンが拠点の親イラン勢力であるヒズボラを標的にした攻撃だと主張しました。
これに対し、イランの革命防衛隊はテレグラムで、次のように述べています。
「愛するレバノンへの侵略が直ちに停止されない場合、我々は地域の邪悪な侵略者たちに容赦ない報復を行うだろう」
イランの政府系メディア「タスニム通信」は、イスラエルがレバノンへの攻撃を続ける場合、「イランは停戦協定からの離脱」の可能性を検討すると伝えています。
■米国とイラン双方勝利宣言
トランプ大統領
「橋も発電所もなくなる。そう、石器時代だ」
イランに対し“文明が滅びる規模”の攻撃を示唆していたトランプ大統領。8日、タイムリミットの1時間半前に、主張を一転させました。
トランプ大統領のSNS
「イランがホルムズ海峡の完全かつ即時、安全な開放に同意することを条件として、2週間にわたりイランへの空爆と攻撃の一時停止に同意する」(日本時間8日午前7時半ごろ)
突如発表された、即時停戦の合意。さらに、AFP通信の取材に対して「完全な勝利だ。100%だ」とアメリカの“完全勝利”も宣言しました。
一方で、イランも“勝利”を宣言。
イラン国営放送
「誇り高き偉大な英雄である国民の皆様、敵は壊滅的な歴史的敗北を喫しました」
シュプレヒコールを上げ、歓喜にわく群衆。しかし、市民からはこんな声も…。
テヘラン市民
「アメリカが本性を変えるわけがない。いつものようにアメリカは、イスラエルのために時間を稼ぐつもりです」
■“2週間の停戦”行方は
停戦発表から一日と経たず、再び緊迫する中東情勢。
停戦交渉の基盤となったのはイラン側が提案した10項目ですが、3つ目の「ウラン濃縮作業の容認」については、停戦発表後もアメリカ・イラン双方の意見が食い違っています。
11日にパキスタンの首都・イスラマバードで「最終合意」に向けた協議が行われる予定ですが、2週間の停戦の行方はいまだ不透明です。
■ホルムズ海峡に変化は?
そんな中、注目されるのがホルムズ海峡です。
トランプ大統領はSNSで「イラン側がホルムズ海峡の完全かつ即時、安全な開放に同意することを条件に、攻撃を2週間停止する」と表明したのに対し、イランのアラグチ外相は「2週間、イラン軍との調整を経て技術的な制限を十分に考慮したうえで、ホルムズ海峡の安全な通航が可能となります」と、“軍との調整と技術的な制限”と解放には含みを残しました。
ホルムズ海峡の動きに、変化はあったのでしょうか?
イラン国営放送は8日、「許可を得て停戦後初めて船舶がホルムズ海峡を通過した」と伝えました。
船舶の動きを表示するマリントラフィックで「ニッソス・ケロス」というマーシャル諸島船籍のタンカーの動きを見てみると、ずっと同じ場所にとどまっていましたが、トランプ大統領が停戦のSNSを投稿してから3時間半後、ホルムズ海峡に向かって動き出しました。
事実上の封鎖がされて以降、ホルムズ海峡の船舶をモニタリングしてきた東京大学大学院情報学環・渡邉英徳教授は停戦発表後の動きについて、次のように話します。
「たしかに通過する船はいなくはないんですが、封鎖が解かれたとは言えない。停戦になるという前と、あまり変わってないように見えます」
停戦発表後、ホルムズ海峡を通過する船がありますが、ここはイラン側が指定する「安全回廊」と呼ばれるルートです。ここを通過する船は、革命防衛隊の目視での確認や、通航料としておよそ3億円が支払われた例もあるといいます。
「イラン側は封鎖は解くけれども、通航料を徴収するかもしれないという観測があるんです。条件がきちんと定められたり、安全が確保できたら、ここにいる大量の船がバッと流れ始めるタイミングがやってくるかもしれない。今のとこは、まだ落ち着いているという状況ですね」
そんなペルシャ湾内で、渡邉教授が注目しているタンカーがあるといいます。
「ここはとっても面白いことが起きてまして、スターラインというタンカーがここに止まっていることになっているが」
そう言って示した場所は、7日にアメリカ軍の空爆を受けたカーグ島。スターラインの船籍はキュラソーですが、イラン企業が運営しているタンカーです。
「イランのここを出航してからずっと信号を付けっぱなしで移動してきて、今もここ(カーグ島)にいるんです。普通に考えると、ここに私がいるということは隠して、信号も切ると想像するんですが、ずっとつけたままでした」
狙われる可能性もあるにも関わらず、カーグ島で今も信号を出し続けているイランのタンカー。その狙いを、渡邉教授は次のように分析します。
「イラン側が停戦を認めたというサインなのかもしれない。アメリカなりイスラエルなり、あるいは国際社会に対して、イランとしては隠し事をしていないというか。ちょっと気になる存在ですね」
ペルシャ湾内には、日本関係の船舶がまだ42隻がとどまっています。「MAYASAN(マヤサン)」「TOWADA(トワダ)」「TONEGAWA(トネガワ)」「IDEMITSU MARU(イデミツマル)」の4隻のタンカーが固まっているのが分かります。
「日本船籍のタンカーは動かない。これは停戦が発表される前からずっとこうで、現時点では様子見で動けていない状況かなと思います」
国内の海運会社が加盟する日本船主協会は、停戦表明を受けて…。
日本船主協会 篠原康弘理事長
「ひとまず安堵(あんど)なんですが、どうやったらこの2週間でここを通れるようになるのかという話は、全く見えておりませんので、そういう意味では状況は全く変わらず先行き不透明と受け止めています」
8日のホルムズ海峡周辺。停戦合意表明後に撮影された映像ですが、ペルシャ湾にとどまるタンカーの上空に、国籍不明の戦闘機の姿が。そして、船内の無線からは…。
船内の無線音声
「ペルシャ湾およびオマーン湾のすべての船舶へ。海峡を通過するには、革命防衛隊海軍からの許可を得る必要があります。許可なく通過を試みた船舶は、撃沈されます」
さらに、タンカーの船員によると、爆発音とともに海上から煙が立ち上ったといいます。ウォール・ストリート・ジャーナルによると、ホルムズ海峡を通過するには依然として革命防衛隊の許可が必要だと報じています。
■急転の停戦 中国後押し?
高市早苗総理大臣
「今般の米国・イラン双方の発表を、これは前向きな動きとして歓迎していることをお伝えしたうえで、最も重要なことは(ホルムズ海峡の)航行の安全確保を含む事態の沈静化が実際に図られるということであり、最終的な合意に早期に至るということを期待している旨、お伝えしました」
8日、イランのペゼシュキアン大統領と、25分間にわたり電話会談を行った高市総理。事態の早期沈静化と、ホルムズ海峡航行の安全確保を強く求めました。
ヨーロッパ各国も反応を示しています。
イギリス スターマー首相のXから
「つかの間の安堵がもたらされる。停戦を永続的な合意に変え、ホルムズ海峡再開へ全力を挙げる必要がある」(日本時間8日午後3時すぎ)
そして、パキスタンのほかに、アメリカ・イランの“仲介役”として急浮上したのが中国です。
中国外務省 毛寧報道局長
「イランでの戦闘が始まってから、中国は一貫して停戦実現に向け、積極的に取り組んできた。中東および湾岸地域を奔走して、あっせん外交を行った」
中国報道官のSNSには、「平和のための電話」として電話会談した26カ国の国旗が投稿されています。AFP通信によると、トランプ大統領自身も「中国がイランを交渉の席に着かせ、停戦合意に導いた」と語っているといいます。
(2026年4月9日放送分より)
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