#ANNnews 「連載再開できなかったら払えない」小学館編集部員が和解協議のLINEに加わる【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2026年3月14日)



「連載再開できなかったら払えない」小学館編集部員が和解協議のLINEに加わる【もっと知りたい!】【グッド!モーニング】(2026年3月14日)
 小学館で連載する漫画家が未成年の女性に性加害を行っていた問題です。小学館の編集部員が和解協議に関わり、女性側に連載再開できないと示談金の支払いができなくなるといった趣旨のメッセージを送っていたことが分かりました。

■被害者の女性が声明

被害女性 Aさん
「休載の本当の理由を伝えるべきだと思っていただけなのです。二度としないと約束してから次に進んでもらいたいと考えていました」

 8日に声明を出した被害者の女性、Aさん。

 加害者は、Aさんの高校時代の教師であり、小学館がウェブ上で展開するマンガワンで、山本章一として「堕天作戦」を連載する漫画家でもありました。

 小学館は事件を受けて連載を打ち切りましたが、そのわずか2カ月後。山本氏はペンネームを変えて、原作者として別の連載を開始しました。

 先月、Aさんが山本氏と学校側を訴えた民事裁判では、山本氏に1100万円の賠償を命じる判決が言い渡され、学校側の使用者責任は認められませんでした。

 しかし、山本氏はAさんとは交際関係にあったとして控訴。Aさんも、学校側に責任があるとして控訴。学校側は、山本氏に損害賠償請求手続きを進めると明らかにしました。

■編集部員 和解協議のLINE

被害女性 Aさん
「私が本当に許せないと思っているのは判決が出ても非を認めて謝罪しようともしない加害教員です」(東京共同法律事務所HPから)

 この民事裁判で明かされたのは、小学館の編集部員の存在です。

 編集部員は加害者側の立場でAさんの知人とLINEグループを作り、和解協議を行いました。

編集部員
「本件については小学館の法務部にも去年の2~3月、山本氏が釈放された際に共有がされております。連載再開できるかは編集部・法務部・社長室の判断によって決定になります」(和解協議のLINE)

 編集部員は小学館として組織で対応しているかのようにほのめかします。

編集部員
「示談金については、山本氏へ原稿料を支払っている小学館の立ち位置からですと、おそらく300万円を一括ですぐには難しいのではないかと思っております」
「両者合意が取れたら、期限についてまとめられればと思います。期限がある程度決まりましたら、この示談内容を法務部にも共有します。連載再開ができなかった場合は、山本氏から月々の支払いもできなくなってしまう」(和解協議のLINE)

 示談金の支払いには「連載再開」が欠かせないという趣旨の発言も。

 山本氏が逮捕された2020年2月、「堕天作戦」は「体調不良」を理由に休載しました。その翌月、事件について何も触れないまま、連載をすぐに再開しました。

Aさん側
「連載を再開する際には体調不良や療養など虚偽の理由を述べずに、休載期間について事実に基づいた説明をしてもらいたい」

 しかし、Aさんの主張は受け入れられず、和解は成立しませんでした。

 そしてAさんは民事裁判を起こします。

 すると、小学館側は「堕天作戦」を打ち切り、山本氏は別のペンネームで新連載を始めました。

 一連の問題を受けて11日、「はじめの一歩」の作者で漫画家の森川ジョージ氏がAさんへの寄付をSNS上で呼び掛けました。

 今後の控訴審でかかる費用の支援などが目的です。

 小学館はこのようにコメントしています。

小学館
「和解協議について、会社ぐるみで関与したとの認識はございません。第三者委員会を設置する方針を決定しております」

(2026年3月14日放送分より)
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