ANNnewsCH 風呂の「追いだき配管掃除」依頼殺到放置すると細菌大量繁殖も【もっと知りたい！】【グッド！モーニング】(2025年12月24日)

　年末の大掃除に取りかかっている人もいるのではないでしょうか。ぐっと寒くなり、湯船につかる人も多い今、お風呂の「追いだき配管掃除」の依頼が殺到しています。掃除をせずに放っておくと感染症にかかり、最悪の場合、死に至るケースもあり注意が必要です。

■「レジオネラ属菌」繁殖し…感染する危険性

　普段から浴槽の掃除を欠かさない人も驚く、追いだき配管の中の汚れ。

　築30年のお宅では、お湯をためると汚れが気になるようになったため、今回初めてハウスクリーニングなどを請け負う業者に、追いだき配管の掃除を依頼しました。

依頼者
「追いだきをすると、汚れがふわふわちょっと浮いて。毛みたいな、わたというのか、ふわふわしたものが浮いてくるので。それがちょっと気持ち悪かった」

　掃除が始まると…。

ベンリー　大川眞也さん
「見てください。（湯の）色がだいぶ変わってきましたね。緑色が緑青（ろくしょう）っていう金属のさびですね。給湯器の中は銅管を使っていて、銅なのでさびる。やはり、さび汚れがどうしてもつく状況がある」

　これを見た依頼者は、こう話します。

依頼者
「いや、いや、いや。いや、いや、いや。汚いね～。きれいなお風呂に入れるからね。うれしいね～。うれしいね～」

　お湯をためてから20～30分追いだきをして、汚れが出てこなくなれば作業完了です。

依頼者
「（Q.きょう、お風呂に入る予定は？）はい、あります。一番で入らせてもらいます」

　別のお宅でも、追いだき配管の掃除を始めると汚れが出て、みるみるうちにお湯が緑色になりました。

　追いだき配管を掃除せずに放っておくと、レジオネラ属菌が繁殖し、感染する危険性があるといいます。

東京歯科大学寺嶋毅教授
「レジオネラ属菌に感染すると、多くの場合は発熱や筋肉痛などが出て、数日で治ることが多い。時にはレジオネラ肺炎になって急激に重症化して死に至るケースもある」

（「グッド！モーニング」2025年12月24日放送分より）
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