
春らんまん…カギ開け仕事人の事件簿・春。「カギがあるのに開かない」カギミステリーの行方は?
■熱海に到着後…カギがないことに気づく
24時間365日、あらゆるカギのトラブルを解決する「カギ開け仕事人」。この日SOSが舞い込んだのは、人気の温泉地・静岡県熱海。
カギサポ24 カギ開け仕事人
「すみません、カギ屋です。今、テニスコートの横にいます」
急きょ、横浜から向かったのは熱海の別荘地です。雨と寒さのなか待っていたのは70代の女性。友人を連れ、この別荘に遊びにきたのだといいますが…。
依頼人(70代)
「埼玉から来て、あっちに(カギを)忘れてきた」
カギ開け仕事人
「置いてきちゃった?」
依頼人(70代)
「はい」
女性は、朝4時半に埼玉県の自宅を車で出発。ところが、熱海に到着してからカギがないことに気付き、途方に暮れていました。
別荘の扉はカギが2つのダブルロック。すぐに作業に取り掛かります。
カギ開け仕事人
「(Q.どういう作業になる?)ピッキングで開錠作業に入ります」
今回は、カギ穴に特殊な工具を入れて開錠するピッキングという方法。カギを壊さずに開けることができます。
到着まで、雨のなかに1時間半。女性たちのためにも1秒でも早く開けたい仕事人。
カギ開け仕事人
「これで今、上が開きました」
わずか28秒で上のカギが開き、そして1分ほどで2カ所のカギ開けに成功しました。
カギ開け仕事人
「これで開きました、お待たせしました」
依頼人(70代)
「アッハッハ。良かった」
女性は、ようやく別荘の中へ入ることができました。
依頼人(70代)
「(Q.良かったですね?)良かった!ありがとうございました」
「(Q.(カギを)忘れたのは初めて?)初めてですよ。いつも電車で来てるんです。Suicaのほうにカギを入れてたの。Suicaを『きょう電車乗らないから』って置いてきちゃったんです。それを熱海に着いてから思い出した。大失敗でございます。2人とも明るいから笑ってるけど。失敗も楽しみにしないとね」
しかし、開けたのは良いものの、閉めないわけにはいかないため、1カ所だけカギを新しく交換。作業代は5万5000円に。
依頼人(70代)
「えらい高い」
友人
「高い旅行になっちゃったわ」
依頼人(70代)
「ホテルに泊まれたわ。2日くらい」
この後は、楽しみにしていたランチへ行くといいますが、ランチのおそばは天ぷら抜きだとか。
依頼人(70代)
「(Q.この後、何食べに行く?)おそばです」
友人
「天ぷらそばの天ぷらやめます」
「カギにかかった分、どこかで節約しなくちゃ」
依頼人(70代)
「最悪ですよ。食べ物で節約できないわね」
友人
「できないわね」
この後の熱海の旅、どうか満喫できますように…。
■心おどる新生活、いきなり悲劇「許さない、絶対に」
カギ開け仕事人
「案件入りました、今。カギがあるけど開かないという。ささるけど開かないらしいので」
カギがあるのに開かない?向かったマンションでは、何とも“ミステリーな事態”が起きていました。
カギ開け仕事人
「きのうから入れていない?」
依頼人(20代)
「きのうから入れていないです」
部屋に向かうと、前には段ボール箱が積まれたまま。実は、依頼人は新社会人。この前日、会社が寮として用意したこの部屋に引っ越しするはずだったといいますが…。
依頼人(20代)
「下が開くんですけど、上の方が回らなくて。カギが悪いのか、カギ穴が悪いのか」
確かに下のカギは開くのですが、上のカギはささりはしますが回りません。
依頼人(20代)
「(Q.(部屋には)1回も入っていない?)1回も入っていないです。1回でも入れたら、荷物入れてます。はぁ」
「友達に手伝ってもらって持ってきたはいいものの、ここまで通されて最後上のカギだけ開かない。きのうはホテルに泊まりました。引っ越し終わったら、ゆっくり散策しようかなと思ってたのに。この始末ですよ。きつい」
心おどる新生活のはずが、いきなりの悲劇に。話を聞くうちに感情がたかぶってか…。
依頼人(20代)
「許さない、絶対に。本当に」
「(Q.『許さない』はどなたを?)けど許さないのもおかしい話?おかしいのか?」
「(Q.おかしくないと思いますよ)もう、訳分かんなくて…」
なぜ開かないのか…。やり場のない感情。すると、仕事人が次のように話しました。
カギ開け仕事人
「たぶんカギ違う気する」
依頼人(20代)
「カギが違う?」
仕事人の推測では、2つのカギを開けるには、それぞれ別のカギが必要ではということ。しかし、男性が管理会社から渡されたカギは1本だけでした。
カギ開け仕事人
「とりあえず、開けることはできます」
依頼人(20代)
「じゃあ、お願いしていいですか?」
今回は、ドアの「のぞき穴」。ここから特殊な工具を差し込み、開錠を試みます。
そして5分後、カギが開きました。
カギ開け仕事人
「開きました」
依頼人(20代)
「ありがとうございます」
「本当にありがとうございます」
カギ開け仕事人
「いえいえ、とんでもないです」
依頼人(20代)
「じゃあ、失礼します。めっちゃきれい!」
到着してからおよそ24時間後、ようやく念願の新居の中へ。部屋の前に放置していた荷物も、無事部屋に入れ、部屋に入れないことを心配していたという実家の両親にも連絡。
依頼人(20代)
「もしもし。部屋開いたよ、開きました。めっちゃきれい。窓から自由の女神が見えるんだもん、すごいよ」
しかし、なぜ上のカギは開かなかったのか。仕事人はカギ穴を分解し、原因を探ります。
カギ開け仕事人
「違います。違うカギですね」
依頼人(20代)
「カギ自体が違う?」
カギ開け仕事人
「このカギじゃないです、このカギ穴は。全く違います」
上のカギを開けるには、別のカギが必要だったといいます。
カギ開け仕事人
「何らかで、カギを交換している可能性があります。もしかしたら前の住人かもしれない。これはちょっと謎」
この2つのカギに何があったのか?男性は管理会社に事情を聴き、作業代の支払いについても相談するといいます。
■タクシーでカギ失くす?友人たちの介抱に必死…レシートも受け取らず
この日、仕事人がやってきたのは都内の住宅街。笑顔で迎えてくれた依頼人の男性ですが、“笑えない事態”に見舞われていました。
依頼人(50代)
「生まれて初めて(カギを)なくしました。だから動揺しちゃって」
50代の男性は、この一軒家に一人暮らし。
依頼人(50代)
「きのう友人と食事に行ったら、タクシーの中で(カギを)落っことしちゃったみたいで」
「(Q.タクシーにあるのは、なぜ分かった?)何となくお財布出した時に、ポロッと落ちたなと思った」
「(Q.感覚がある?)感覚ありました」
そこまで分かっているなら、タクシー会社に問い合わせれば?とも、思いますが…。
依頼人(50代)
「(自分は)あまり酔っていなかったけど、周りの人間が酔いすぎちゃって介抱していたら、そっちに気を取られちゃって」
聞けば、友人たちの介抱に必死で、どのタクシー会社かの記憶もなく、レシートも受け取っていなかったと言います。
依頼人(50代)
「(Q.昔から人が困っていたら助けたい?)好きですね。そういう性分なんでしょうね」
そんな男性の仕事は要介護者の送迎をする「介護タクシー」の運転手さん。この道17年、自分の天職だと考えているそうで、なんだかとっても納得です。
早速、仕事人が開錠に挑みます。
この家のカギは防犯性が非常に高いもの。
カギ開け仕事人
「2カ所かかっていますので、破壊して新しいものに交換します」
取り出したのは、電動工具。壊さずに開けるには相当な時間がかかるため、依頼人と相談し、カギを壊して開けることに。
作業することおよそ15分、カギが開きました。
カギ開け仕事人
「すみません、お待たせいたしました」
依頼人(50代)
「ありがとうございます」
「(Q.うれしいですか?)うれしいです」
すると男性…。
依頼人(50代)
「良かったら使ってください」
仕事人
「いいんですか?ありがとうございます」
ようやく自宅に入れてホッとした様子。しかし、作業代はカギ交換も含めて15万7300円に。手痛い出費ですが、この件、泥酔した友人には話しますか?
依頼人(50代)
「言わないです。黙ってます」
「(Q.なぜですか?)なんでしょうね、ハハハ」
そんな男性に、何か良いことがあることを願わずにはいられません。
依頼人(50代)
「(Q.今回得たものは?)酔う前に帰りましょう」
■中には何が…父が遺した“開かずの金庫”
この日舞い込んだのは「ある金庫を開けてほしい」との依頼。
神奈川県内の一軒家、依頼人である50代の女性が待っていました。ここは今は誰も住んでいない女性の実家だといいます。
そこに置かれていたのは、年代モノの金庫でした。
カギ開け仕事人
「お客様の金庫じゃなくて、ご両親の金庫?」
依頼人女性(50代)
「はい。もう亡くなって。去年の夏に亡くなって、色々処分しなきゃいけなくて調べていて」
去年9月、94歳で他界した父親が遺した金庫。カギも見つからず、中に何が入っているかも分からないといいます。
依頼人女性(50代)
「金庫があるのは知ってたけど、何も聞いていなかったんですよ。だからカギも分からないし、ダイヤルも分からないし」
カギ開け仕事人
「この金庫ってダイヤルを合わせて、その後にカギを回して開ける2段階のカギなんです」
作業内容と費用の説明を綿密に行います。金庫の開錠には高度な技術が必要とされ、高額になるケースが少なくありません。
依頼人女性(50代)
「ちょうど10万円おろして持ってきた。ギリギリ10万円で収まる?」
カギ開け仕事人
「10万円は行かないくらい」
依頼人女性(50代)
「じゃあお願いします」
父が遺した“開かずの金庫”。仕事人は開錠を試みます。
まずはダイヤルの横に小さな穴を開け、そこからスコープで中をのぞき、およそ100万通りもあるダイヤル番号のなかから開錠に必要な番号を読み取っていきます。
カギ開け仕事人
「(Q.もうダイヤルは合った?)合ってると思います」
そして、カギ穴の開錠作業開始から6分後。
カギ開け仕事人
「開きました、すみません。お待たせしました」
依頼人女性(50代)
「ありがとうございます」
果たして金庫の中には、何が入っているのか。
依頼人女性(50代)
「やっぱり書類がいっぱいですね、ぎっしり。何が何だか分からないかも」
金庫から次々と出てきたのは多くの書類。
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